院長ブログ

顔汗の原因になる残念習慣って?すぐできる顔汗を抑える方法

カテゴリー:院長スケジュール2016年09月21日(水)

更年期などでのぼせの症状が強い患者さんとの会話中にいろいろと疑問に思って調べてみた記事です。

 

まだ汗ばむ日もあるこの時期。気温にあわせて汗をかくのは健康な証拠ですが、それでも汗、とりわけ顔汗はイヤですよね。理由はどうあれ、ここぞというときには涼しい顔で対応したいものです。

■意外に知らない顔汗を出す残念な習慣

顔汗は健やかさの証しであるばかりではありません。自律神経の不調から極端にたくさんの汗が出てしまうことがあります。ですから顔汗が気になる場合は「運動不足」「精神的な緊張」などが原因で全身の自律神経の状態がバランスを崩しているのではないかと疑いましょう。そして思い当たるふしがあればすぐに改善をしてください。ほんのちょっとのウォーキング程度の運動でも、定期的に続けることで確実に自律神経はバランスを取り戻してきてくれます。

■下半身の締め付けが原因!?

考えられる原因はそれだけではありません。実は自律神経というものは全身の反応として現れる一方で、部分的な反応を引き起こす場合があります。ちょっと想像し難いかもしれませんが、例えば顔汗が酷い場合には、なんと「下半身の締め付け」が原因であることもあり得ることなのです!

圧-発汗半身反射

これは「圧-発汗半身反射」と呼ばれる生理的な反射で、身体の左側に圧を加えると右側に汗をかきやすくなり、下半身に圧を加えると上半身に汗をかきやすくなるというものです。ですから、締め付けの強い下着やコルセットなどを腰から下に着けていると上半身は汗をかきやすくなり、とくに目立つ顔汗が気になってくるということになります。

■どうしたらいいの?

やはり下半身に強い圧のかかる衣服は避けるということが重要です。さらに効果を求めるとすると、上半身のどこかに強めの圧を加えれば、上半身の汗が抑えられるという積極的なアプローチも考えられます。着物で帯をきつく締めている舞妓さんなどは顔汗が少ないという話を聞いたことがありませんか?  あれがまさに圧-発汗半身抑制反射で、汗を抑える理想的な場所に圧が加わっています。とはいえ洋装では帯もしていられませんよね。そんな時におすすめの方法は、腕のどこかをこっそり輪ゴムで締め付けてみること。あまりキツすぎなくても大丈夫です。うっ血には注意しましょう。

こんな簡単なことでもけっこう大きく変わりますから、是非チャレンジしてみてください。

東洋医学では顔汗はのぼせ、冷え性の症状です。心臓が悪かったり血圧の高い人でも出る症状です。異常な汗のかき方をする時や他の症状をともなう時は病院への受診をおすすめします。

コメントを残す

鍼灸治療の事なら名古屋栄にある順風堂にお任せ下さい。