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じつはマスク以外にできる「風邪予防」があった…!試してほしい、3つの《超かんたんな方法》

カテゴリー:院長スケジュール2025年01月10日(金)

じつはマスク以外にできる「風邪予防」があった…!試してほしい、3つの《超かんたんな方法》
中医学で知る、秋の「簡単セルフケア」
連日、ニュースでもインフルエンザなどの感染者数が激増している報道が流れています。インフルエンザなどへの感染で予約をキャンセルされる患者さんと電話で会話した時に見つけた記事です。

「中医学は“季節の養生”と言われるほど、季節や暦を重視する」と語るのは、中医学と心理学の両面から、健康に過ごすための「生活習慣」を提案します。

長引く暑さの疲れが抜けないまま一気に秋に突入し、疲れがとれない、咳が続く、あるいはメンタル面での落ち込みなどに悩んでいる人も多い頃ではないでしょうか。

本稿では、数千年という歴史に裏づけられた中医学の知恵と四季折々の暦をもとに、ロングセラーとなっている同氏の著書『二十四節気の暦使い暮らし かんぽう歳時記』より一部を抜粋・編集しながら、意外すぎる秋の“簡単セルフケア”について紹介します。

身体の潤い不足から不調の「負のスパイラル」に

本格的に秋がグッと深まる、10月下旬。朝晩の冷え込みが強くなり、乾燥した冷気を吸い込むことで、五臓の肺に負担がかかりやすくなります。

とくにマスクをする機会が増えてくると、さらに肺が弱りやすく、呼吸器系のトラブルのみならず、疲労や元気が出ないなど、エネルギー不足が顕著に見られるようになるでしょう。
寒さに順応するためにはエネルギーばかりか血液も消耗するため、貧血気味の方などは、とくに気をつけたい時期となります。
秋の乾燥からくるのぼせ・イライラ・倦怠感なども出やすく、風邪もひきやすい頃でしょう。身体の潤いを補うためには、加湿や深呼吸を心がけたいところです。
また、冬の到来を前に、心身を癒やすための“質の良い深い睡眠”が大切になる時期ですが、身体の潤いが不足すると、この頃からの養生の要となる“睡眠”に悪影響を及ぼすことに……。

こころと身体を鎮静してくれる潤いが不足することで、寝つきが悪い、あるいは眠りが浅いなどの症状が出やすくなるでしょう。
ただでさえ、秋はメンタル面で悲しみ・気分の落ち込み・イライラ・思い悩みなどが見られる時期ですから、「考えすぎて、眠れない……」といった“負のスパイラル”に陥る人もいるかもしれません。

加湿や深呼吸の意識に加え、「白い食材」(関連記事参照:秋に食べると「健康コスパ」が上がる食べ物《ベスト4》…!睡眠の向上、ダイエット、呼吸器の炎症、肌の乾燥に効果)からもしっかり潤いを補給しましょう。

つまり、秋後半の養生のポイントは、いつもよりも“しっかり食べて、しっかり寝る”こと! イライラや落ち込みなどのメンタルの不調を改善するためにも、食事でしっかりと身体に潤いとエネルギーを補給し、その上で、たっぷり睡眠を取るようにしてください。

また、秋はシーズンを通じて“乾布摩擦”がおすすめ。中医学では、秋は肺の季節とされますが、じつは、肺は皮膚もコントロールしています。

そこで、逆に皮膚を強化することで、肺を元気にすることができるんです。“乾布摩擦”と聞くと、裸になってゴシゴシと身体をこするようなハードなイメージがあるかもしれませんが、それほど大袈裟にする必要はありません。
たとえば、テレビを観ながら服の上から身体をこするだけでもオッケーです。服も、まぎれもなく“乾布(=乾いた布)”ですよね。
肺を刺激にするには、腕の肺経の経絡(手の太陰肺経)がある場所を擦りましょう。手の太陰肺経は、手のひらを上に向けて、親指から肩までを通っています。

あとはとにかく服の上から、向きや流れにとらわれず身体中を擦ってみるだけでも、皮膚への刺激が生まれ、血流が良くなります。

乾布摩擦は花粉症の予防にもなりますので、アレルギーのある方はこの時期に限らず、ぜひ、いつでも気がついたときに取り入れてみてください。

乾布摩擦じゃなくても手でこするだけでも効果はあります。昔からの知恵ですね。

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