院長ブログ

低気圧による不調は起こる「ほんとうの理由」…雨の日に「自律神経」を整えて健康的に過ごす方法

カテゴリー:院長スケジュール2023年10月05日(木)

「天気の変化についていけない」という患者さんとの会話で見つけた記事です。

低気圧による不調は起こる「ほんとうの理由」…雨の日に「自律神経」を整えて健康的に過ごす方法

“天気が悪いと頭が痛い、体が重い。やる気も出ない……、なんとかしたいけど、天気が相手だと、防ぎようがない”

――いいえ、そんなことはありません。天気予報があるように天気による体調不良も「予報」できます。予報ができれば、それに合わせて準備も対処もできます。そもそもどんな天気にもふりまわされない体を作ることもできます。

自律神経のために天気に合わせて行動をしよう

「健康のために自律神経が乱れないように生活する」

――今や多くの現代人が自律神経の大切さに気づいていると思いますが、そのための最善の方法は、天気に合わせて行動することです。

週間予報をチェックして、大雨が降りそうな日は作業的な仕事をする日にして込み入った案件を避け、晴れが期待できる日には頭を働かせる仕事の日にするなど、天気によってあらかじめ仕事も振り分けています。

もちろん、週間予報はズレたり外れたりすることもあるので、毎朝の天気予報のチェックも欠かせません。

天気や気温に合わせて、日々の服装や行動パターン、運動量も変えています。体調を崩しやすい季節の変わり目には特に気をつけています。

なぜ、私がここまでするかというと、自律神経を酷使することを回避するためです。

自律神経は急な変化が苦手

自律神経は「規則正しい」が大好きで、反対に、「変化」がとても苦手です。

それでも自律神経は私たちの意思の及ばないところで変化に対応し、アクセルの役目を持つ交感神経とブレーキの役割を持つ副交感神経のバランスを調整し、体内の状態を一定に保つ働きをしています。

自律神経が対応する「変化」はさまざまあります。不規則な生活習慣や人間関係などのストレスも変化にあたります。忘れ物をして焦ったり、人とぶつかってイライラしたりという小さい出来事も変化にあたり、その一つ一つで自律神経が乱れてしまいます。

その中でも、毎日、誰もが等しく変化の影響を受けるのが天気です。

自律神経は、天気に関わる気圧や気温、湿度、光、風などの変化に合わせて、自律神経は血管を収縮させて熱が逃げないようにしたり、反対に血管を拡張させて汗をかきやすいようにしたりして、体内の温度を一定に保つように働いています。

しかし、さまざまな要因によって変化がたくさん起こると、自律神経は対応しきれなくなり、バランスを崩します。

低気圧が近づくと頭痛やむくみ、意欲低下など心身に不調が出る人が多いですよね。この原因は自律神経の乱れによるものです。
低気圧によって交感神経の活性度が下がる

雨の日にはだるくなるなど自分の感じている不調を一度真剣に調べてみようと思いビッグデータをとったところ、気温が高いときや降水量が多いときには交感神経の活性度が下がり、気圧が高いときには交感神経の活性度が上がることが裏づけられました。

特に女性は月経によりホルモンバランスが周期的に変わります。月単位で少しずつ変化する女性ホルモンの波に呼応するように自律神経も働いているため、どうしても女性は自律神経が乱れやすくなってしまいます。

実際、男性よりも女性に気象病を発症する人が多いというデータがありますし、やはり、ホルモンバランスによる影響があるのだと考えて問題ないでしょう。

また、女性は40歳を過ぎたころから、徐々に副交感神経の活性度が下がることがわかっています。

交感神経が強く働くアンバランスな状態が、頭痛、関節痛、古傷の痛みといったズキズキ系の痛みを強く感じさせる原因にもなるので、より自律神経をコントロールしてゆったりとした気持ちをキープできる状態を自分で作っていく必要があるでしょう。
自律神経の乱れは小さくできる

このように、自律神経は変化によってバランスが乱れやすくなりますが、そもそもちょっとやそっとの変化には負けない体を手に入れることが理想です。そのためには、交感神経と副交感神経がどちらも高いレベルで働いている必要があります。

現代人はこの自律神経の総合力(トータルパワー)が弱い人がほとんどのため、低気圧男子・女子になる人が増えています。

ストレスなどは事前に察知し、先回りして避けることはなかなかできませんよね。しかし、天気であればできます。

急激な気圧と気温の変化という大きな外的刺激を与える気象の変化は、自律神経の天敵ともいえますが、どの季節にどんな現象が起こるかわかっていれば、それに合わせて行動して自律神経の乱れを最小限に抑えることができます。

天気を敵ではなく、味方につけることができるのです。
天気予報に合わせて自律神経をサポートする

天気を味方にするのは、頭で考えるより難しいことではありません。私たちはこれまでの人生において、1年365日天気と付き合うことを何年も繰り返し、そこで経験したことはすべて自分のデータとなって蓄積されているからです。

今日はなんだか雨が降りそうだな、こういう日は午後から晴れたりするんだよな、そんなふうに自分なりの予報ができるくらいには、誰もが天気について詳しくなっています。あとは、その知識をどう活かして、自分の体調をよくすることに使っていくか。それだけわかればよいのです。

ラッキーなことに、天気は予測がつきます。自律神経は、自分で直接オン・オフのスイッチを入れることはできませんが、呼吸や行動によってある程度はオン・オフの切り替えをコントロールすることが可能です。

このふたつを掛け合わせて先回りするように対策をとることで、あなた自身の自律神経をサポートすることができます。

自律神経がきちんと働けるようになることで、どんな天気の日でも動ける体と安定したメンタルを手に入れられます。

天気を制する者が、健康を制します。365日変化する空模様を味方につけることができれば、365日元気で過ごせます。天気に負けないカラダを手に入れましょう。

身体に余裕を持たせることで気圧や気温、気候の変化にも対応していくことができます。鍼灸治療も体に余裕を持たせることのできる方法の一つです。

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