院長ブログ

肩こりに効くのは「熱めのお湯」or「ぬるめのお湯」? 効果UPのテクニックとは!?

カテゴリー:院長スケジュール2024年01月23日(火)

お風呂って熱いのがいいの?温いのがいいの?という患者さんとの会話で見つけた記事です。

肩こりに効くのは「熱めのお湯」or「ぬるめのお湯」? 効果UPのテクニックとは!?

仕事始めから1週間、そろそろ体に疲れが出てきているという人も多いのではないでしょうか。寒さの影響もあって、肩こりが辛いという声もよく聞きます。

肩こり解消の方法として入浴がありますが、「熱めのお湯」と「ぬるめのお湯」ではどちらがよいか知っていますか?

入浴に関するアンケート調査では、「熱めのお湯」を好む人の割合が52%、「ぬるめのお湯」が48%と、ほぼ半々との結果になりました(2023年1月12〜13日実施、13,455人回答)。

お風呂博士”によると、肩こり対策に効果的なおすすめのお湯の温度があるといいます。肩こり解消効果を高めるテクニックとあわせて教えていただきましょう。
肩こりに入浴がよい理由とは
寒さが厳しい冬は、肩こりが辛くなる季節です。だるさ、重さ、疲労感から、ひどいときは肩周囲の痛み、頭痛、目の疲れなどを感じることがあります。

「そんな時はゆっくりお風呂に」と推奨します。

そもそもなぜ肩こり解消に入浴が効果的なのでしょうか。

「肩こりは、肩周辺の筋肉が緊張して血行が悪くなることで生じるものです。特に、僧帽筋(そうぼうきん)という首から背中にかけて広がっている大きな筋肉の張りが関わっています。冬に肩こりが辛くなることが多いのは、寒さにより筋肉が緊張し、血行が悪くなりやすいことも影響しています。

肩こり解消には、血行をよくして筋肉をやわらかくほぐすことが大切です。入浴により、肩こりの原因となっている筋肉周辺を温めることで、血行を促し、症状を改善することができるのです」

では、入浴するときの湯温については、「熱めのお湯」「ぬるめのお湯」どちらがよいのでしょうか。

「ぬるめのお湯です。血行をよくするためには、体をしっかり温める必要があります。40℃程度のややぬるめのお湯に10~15分入浴します。

肩こり解消のためのポイントは、入浴している間、しっかりと肩までお湯につかることです」

入浴中にできる肩こり解消ストレッチ

入浴の肩こり解消効果をさらに高めるテクニックがあるといいます。

「肩こりの原因には筋肉の緊張があるので、ストレッチでやわらかくほぐすことが有効です。入浴の効果で体が温まり、筋肉の準備ができているので、そのまま簡単な肩と首のストレッチを行いましょう。

肩のストレッチは、(1) 肩に力を入れてぐっと引き上げる (2) 一気に力を抜く の2ステップのみ。湯船に浸かったまま、(1) (2)の動作を10回ほど繰り返し行います。さらに肩を回す動きなどプラスしてもいいでしょう。

首のストレッチは、首周りの筋肉を伸ばすものです。こちらも、(1)首を前後に倒す (2) 頭を左右に倒す(首筋の伸びを感じる程度に) (3) 後ろに振り向くイメージで、頭を左右に振る (4)頭をぐるっと回す と簡単です。無理せず、気持ちいいと感じるくらいで行ってください」

※入浴前に水分調整をしっかり行い、体調が悪くなったらすぐにやめましょう

日々の入浴タイムで血行改善と筋肉をほぐす肩こりケアをして、健やかに過ごせるようにしてみませんか。

就寝前にやりがち? 睡眠の質低下につながる誤った冷え対策とは

カテゴリー:院長スケジュール2024年01月12日(金)

寒いから眠れてないのかな?寝た気がしない…という患者さんとの会話で見つけた記事です。

就寝前にやりがち? 睡眠の質低下につながる誤った冷え対策とは

朝すっきり目覚められない、暖房のきいた場所にいると眠気が襲ってくる、それは睡眠の質が悪くなっているのかもしれません。靴下をはいたり湯たんぽを使うといった、冬の就寝時に行いがちなNG習慣について解説します。

“暖かくして眠る”の誤り!?
冬の朝は暖かい布団の中が心地よく、なかなか離れ難いもの。しかし、「寝覚めが悪いようなら、そもそも質のよい睡眠が取れていないかもしれません」と忠告します。「冬は誤った寒さ対策で、睡眠の邪魔をしてしまっていることがあるからです」

冬にしてしまいがちな4つのNG習慣について、教えていただきましょう。

(1)就寝時に靴下をはく
足の冷えがひどくて眠れない、と悩む人は少なくありません。
「冷え対策として靴下を履くことがあるようですが、睡眠時にはおすすめできません。特によくないのが5本指靴下です。ポイントになるのは体温です。人は手足の『皮膚温度』が高くなり、内臓などの『深部体温』が下がることで眠くなるようになっています。四肢から熱を放出することで深部温度を下げて、眠りに入る仕組みなのです。従って、靴下を履いていると熱の放出がうまくできず、寝付きが悪くなってしまいます。5本指靴下も指に熱がこもってしまいます。足の冷えがつらいのなら、足首を冷やさないレッグウォーマーを使いましょう」
(2)就寝前の熱いお風呂
1日の疲れを癒やし、リラックスするのに役立つと思われる入浴ですが、温度によっては入眠の邪魔をしてしまいます。
「入浴がスムーズな入眠に役立つのは、一度体温を上げて、それが下がることによって“眠気”を感じるようになるからです。ただし、高めの湯温で入浴すると、交感神経が活発になり、体が“目覚め”てしまいます。入浴は、就寝の1〜2時間前に39〜40℃程度のぬるめの湯で10〜15分程度が効果的。その後はのんびり過ごすことで、入浴により1℃程度上がった深部体温がゆるやかに下がってよく眠れます」
(3)就寝中の電気毛布や湯たんぽ
寒い夜の強い味方といえば電気毛布と湯たんぽですが、意外にも睡眠の邪魔になってしまうといいます。
「電気毛布や湯たんぽは温かくて気持ちよいのですが、熱源となることで体温調節の邪魔となってしまいます。
しかし、布団に入ったときにヒヤっと冷たくて目が冴えてしまったり、寒すぎるのも考えものです。あらかじめ電気毛布や湯たんぽを布団に入れて温めておき、就寝時には布団の外に出したりスイッチを切るようにしましょう」
(4)就寝時に厚着
寒いからといって厚着して寝るのも、睡眠の妨げとなってしまうといいます。
「フリースなどで厚着すると、寝返りを打ちづらくなるのが問題です。人は、一晩に20〜30回ほど寝返りをするものです。寝返りをすることで、血液や体液の循環を促し、特定の部位にばかり重みがかかって骨や筋肉の負担となるのを防いでいるのです。また、寝返りは寝床のなかの温度調節にも役立っています。寒ければ寝具などで調整して、寝返りしやすい状態をつくるためにも就寝時にはパジャマとして売られているものを着用すると良いでしょう。
また、厚着だけでなく、重めの掛けふとんや、柔らかすぎる敷きふとん、高さの合わない枕などもよくないので注意が必要です。寒いからと毛布など何枚も重ねるよりも、軽く保温性の高い羽根布団などのほうがよく眠れます」

寒い冬ですが、免疫力を上げるためにも睡眠は大切です。ぐっすり眠れる環境を整え、健やかに過ごしましょう。

しんきゅう通信 2024年1月号

カテゴリー:院長スケジュール2023年12月29日(金)

しんきゅう通信 1月号 2024

明けましておめでとうございます 本年もよろしくお願いします

年末年始のお休み

カテゴリー:院長スケジュール2023年12月25日(月)

年末年始のお休み

12月29日(金)
30日(土)
31日(日)
1月1日(月)
2日(火)
3日(水)

1月4日(木)から通常診療します

順風堂 柴田貴生

布団から出られない…起き抜けからダルい…冬の目覚めをよくする【朝の寝たままストレッチ】

カテゴリー:院長スケジュール2023年12月20日(水)

寒くなりましたね。布団から出るのが辛くなりました。そんな話を患者さんとしていた時に見つけた記事です。

布団から出られない…起き抜けからダルい…冬の目覚めをよくする【朝の寝たままストレッチ】

薄暗く寒い冬の朝。なかなか起きられなくて布団の中で携帯電話を触ってみたり、ゴロゴロだらだらしたりしていませんか? すっきり快適に目覚められる、お布団の中でできるストレッチをご紹介します!

冬の朝はなぜ眠い?
1日の始まりである早朝は、1日の中で一番体温が低い状態。そこから食事をとったり体を動かしたりすることで、徐々に体が目覚めてきます。そのまま夕方にかけてどんどん体温があがり、また深夜から朝方に体温が低くなっていきます。
つまり、体温が低い時の体は睡眠モード。特に冬は、外の気温がとても低いため体温が上がりにくく、「冬の方がなかなか起きれない」と感じる人が多いのです。

体を動かしてスイッチを入れる
なかなか起きれない時は、体を少しずつ動かして、全身に血液を巡らせスイッチをオン! 特に腕と脚の末端は冷えやすいため、意識的に動かしてみましょう。1日をすっきり快適に始めることができますよ。

布団の中でする起き抜けストレッチ

血行をよくする「足首回し」
1. 仰向けになり、脚を腰幅程度に開きましょう
2. 足首を回します。内回し、外回し、同じ回数だけ、できるだけ大きく回してみましょう

体側を伸ばして、呼吸が深まる!バナナのポーズ
1. 仰向けのまま、両腕を頭の上に伸ばします
2. 両脚を揃えて左側に寄せ、右足首を左足首の上に乗せます
3. 両腕も左側に寄せ、左手で右手首をつかみます
4. バナナの形のような体勢になったら、右の体側を伸ばしましょう
5. 反対側も同様に行います

※どのポーズもゆっくりと呼吸を行いながらやってみてください。

ちょっとした運動で体は目を覚ますということですね。
快適な睡眠と寝起きの運動で一日ばっちりですね。
鍼灸治療は快適な洲民や動きやすい体、治りやすい体を作るお手伝いをします。

お酒を飲んだ後に押しておきたい、二日酔いに効くツボ3選

カテゴリー:院長スケジュール2023年12月15日(金)

「今年は忘年会の回数が多いから…」と嬉しそうにお話しする患者さんとの会話で見つけた記事です。

お酒を飲んだ後に押しておきたい、二日酔いに効くツボ3選

12月も半ばを迎え、街も一気に師走の雰囲気となってきます。寒さや忙しさを一時忘れられるのがお酒の席ですが、うっかり飲み過ぎてしまうこともあります。

「酒は『百薬の長』とも言われていますが、度を過ぎれば『酒毒』となってしまうことも」と忠告します。二日酔いに効くツボや、お酒を酒毒にしないための東洋医学の知恵を教えていただきましょう。

東洋医学の「酒毒」とは

アルコールは古来、「百薬の長」とも言われてきました。
「アルコールは、適度な量であれば血行を良くしたり、リラックス効果、人とのコミュニケーションを深めるツールになります。ただ限度を超えてしまうと、東洋医学でいう『酒毒』に変貌し、私たちの体に悪い影響を与えてしまいます。

東洋医学では、酒は“熱が多い水分”と考えます。飲酒により、熱と水分が体に入って過剰になる状態が、酒毒です。体は、過剰な水と水分を外に出そうとします。
発生した熱が頭に上れば頭痛、喉に行けば喉の渇き、体の表面に逃げればほてりとなります。余計な水分が代謝されずに胃腸などに残ると、下痢になったり、その水分を早く口から出そうと吐き気になるのです。

二日酔いも酒毒の状態なので、ツボを使って、
(1)体の余分な熱を冷ます、
(2)胃腸に残る余計な水分を流しやすくする、
(3)肝臓の負担を軽減する、ということを考えます」

二日酔いに効くツボ3選

▼1/手三里(てさんり)

体の余分な熱を冷ますツボです。
「肘を曲げたときに腕の外側にできるしわから、手首に向かって指3本分の位置にあります。やや強めに、痛気持ちいいくらいに押してみてください。
手三里は、のぼせたときや、『おでき』『吹き出物』などが化膿したときによく使い、熱の処理に役立ちます。二日酔いで生じた余分な熱にも、応用ができるのです」

▼2/建里(けんり)

胃腸に残る余計な水分を流しやすくするツボです。
「へその上から手の人差し指から小指までの指4本分上にあるツボです。
建里は、アルコールで傷めてしまった胃腸を建て直し、胃腸に溜まった余分な水分も排出しやすくします。建里を押して二日酔いから脱却しましょう。
建里の上下にあるツボも同じような作用があるので、手のひらを建里にじーっと当てて温めたり、時計回りにマッサージをしても効果的です」

▼3/期門(きもん)

肝臓の負担を軽減するツボです。
「乳頭から指4〜5本分まっすぐ下がったところ、第6肋骨と第7肋骨の間にあります。
二日酔いでぐったりしてツボを押すのもままならないときは、手のひらを期門のあたりにじーっと当てておくだけでも効果があります。自分の体を労わるようお手当してみてください」

忘年会、新年会とお酒を飲む機会が増える時期には、酒毒が多くなりがちで、胃腸も傷めやすいそうです。
「飲み過ぎないように注意をしつつ、飲み過ぎてしまった時、紹介したような方法をしっかりと対処したいところです。お酒を飲む前や飲んだ後に解酒作用のあるグレープフルーツやグレープフルーツ・ジュースを摂るか、肝臓の解毒作用を助けるシジミの味噌汁を飲むようにするのもいいでしょう」
寒さが厳しく空気の乾燥する12月は、体調を崩しやすくなります。さらに会食の機会も増えるので、ツボ押しの助けも借りつつ暴飲暴食に気をつけて乗り込えましょう。

「○○過ぎ」は気を付けた方が良いですね。楽しいお酒、お食事してくださいね。

しんきゅう通信12月号

カテゴリー:院長スケジュール2023年11月30日(木)

しんきゅう通信 12月号 2023

しんきゅう通信12月号です

今年も残り一か月です

【どうしても眠れない夜に】精神科医が推奨、ベッドの上ですぐにできる「入眠テクニック」

カテゴリー:院長スケジュール2023年11月24日(金)

「なかなか寝付けない」「寝ていてもすぐに目が覚めちゃう」という患者さんとの会話で見つけた記事です。

【どうしても眠れない夜に】精神科医が推奨、ベッドの上ですぐにできる「入眠テクニック」

いきなりですが、あなたは
「実はなかなか眠れなくて悩んでいる…」
「睡眠前に不安や心配事が浮かんで眠れないし、ツラい…」
こんな悩みはありませんか…?ではこのように眠れないと悩んだ時は、どうすればよいのでしょうか?今日は眠れない時に試したい。オススメのテクニックを2つお伝えしたいと思います。

①筋弛緩法
1つ目のテクニックは「筋弛緩法」です。筋弛緩法はアメリカの医者であるエドモンド・ジェイコブソン氏が考案したリラクゼーション法です。筋肉の緊張を意図的に緩め、リラックス状態に導く効果が期待できます。その結果、身体の緊張やストレスを軽減し心身のリラックスができるため、スムーズな入眠につなげる事ができるんですね。

具体的なやり方としては、
①静かで落ち着いた場所で座ったり寝たりして、目を閉じてリラックスした状態になります。
②体の一部に意識を集中させます。通常、指先や手首から始めることが多いですね。
③選んだ部位の筋肉を5~10秒間、最大限に緊張させます。このとき、その筋肉の緊張や硬直を感じるようにしましょう。
④5~10秒間緊張させた後、急に筋肉の緊張を解きます。筋肉を意識的に緩め、緊張を取り除きます。このとき、緊張が取れる感覚に集中しましょう。
⑤緩んだ状態を楽しんで感じ、その感覚に集中します。緊張と緩みの違いに注意を払いながら、リラックスした状態を味わっていきましょう。
⑥1つの部位が終わったら次の部位に移り、同様の手順を繰り返します。

通常、顔、腕、胸、お腹、太もも、ふくらはぎ、足と身体の上から下へと順番に進めて行きましょう。緊張を緩めるのはなかなか難しいかもしれませんが、何度か試す事で、少しずつコツが掴めるようになっていくはずです。

②4-7-8呼吸法
2つ目のテクニックは4-7-8呼吸法です。4-7-8 呼吸法はアメリカ合衆国の医学博士である、アンドルー・ワイル博士が提唱した方法です。深呼吸を通じてリラックスし、ストレスを和らげ良質な睡眠を促進するのに役立つテクニックなんですね。

やり方としては、
①口を閉じ、静かに鼻から息を吸い込みながら、4秒間息を止めます。
②7秒かけてゆっくりと口から息を吹き出します。
③8秒間息を止めて、再び鼻から息を吸い込みます。

比較的短時間でできますし、流れも簡単なので睡眠前にもやりやすいオススメのテクニックですよ。
しかし、注意点があります。それはやりすぎると気分が悪くなってしまったり、過呼吸につながってしまうこともあるということです。そのため苦しさを感じるのに無理に続けたり、慣れないうちに1日に何度も繰り返して行う事はやめてください。自分が苦しさを感じないペースを意識して、まずは1日に4回程度を目安に試してみてくださいね。

まとめ
眠れない時にお試しいただきたいテクニックがありますが、残念ながら効果がない場合もあります。その際は、無理に眠ろうとするのではなく、一度ベットや布団から離れることをお勧めします。その後、リラックスできる音楽を聴いたり、心を落ち着かせるためにアロマを焚いたりすると良いでしょう。このリラックスタイムを挟んで心身を癒してみてください。
こうすることで、自然と眠気が訪れることもありますよ。寝付けないと焦ったり、イライラしたりする気持ちもよく理解できます。そのような時は一度冷静になり、寝室を離れてリラックスタイムを取ることを意識してみましょう。

鍼灸院にも「寝られない」「すぐに目が覚めてしまう」などの患者さんは多く来られます。「鍼灸治療をした日は良く眠れる」との声を聞かせていただいています。

この秋は体への負担増!? 寒暖差疲労を回復させる3つの方法

カテゴリー:院長スケジュール2023年11月17日(金)

「疲れた~」という言葉を朝一で来られた患者さんから聞きます。寝て、起きたら疲れているそうです。そんな患者さんとの会話で見つけた記事です。

この秋は体への負担増!? 寒暖差疲労を回復させる3つの方法

このところ体がだるい、頭痛やめまいがする、お腹の調子が悪いなどの不調はないでしょうか。休んでもなかなか元気が出ないのは「寒暖差疲労」かもしれません。

「いつも以上に不調を訴える患者さんが多い」と心配しています。
それには今年の異常とも言える気象が深く関係しているといいます。寒暖差疲労から回復するための方法を教えていただきましょう。

この秋、寒暖差疲労が増加!?
寒暖差疲労とは、急激な温度変化によって体にさまざまな不調が生じるものです。
「寒暖差疲労は、寒暖差が7℃以上になると生じやすいとされています。代表的な症状は、倦怠感や疲れやすさ、頭痛などのようないわゆる“秋バテ”の状態ですが、めまいや眠気、腹痛、下痢、肩こりなど、多様な症状が現れます。

さらには気持ちの落ち込みなどうつ気分や、寝つきが悪い、熟睡できないといった睡眠障害もあります」

この秋に寒暖差疲労が心配されるのは、今年の気象の変化にあります。

「季節の変わり目は寒暖差疲労で天気痛が起こりやすくなるものですが、今年はより体への負担が大きくなっています。

10月末には秋の深まりを感じられる気温になっていたかと思えば、11月の3連休が季節外れの夏日となるなど、体が慣れる暇がありません。

日中の気温は高くなっても夜は冷え込み、1日のうちの寒暖差も大きいです」

こんな人は要注意

寒暖差疲労が心配なのは、どのような人でしょうか。
「女性、そして冷え性や汗っかきなど体の調節が苦手な人、乗り物酔いを起こしやすい人などです。季節の変わり目はいつも体の調子が悪くなるというのなら、用心した方がいいでしょう。
ただ、今年は夏の異常な暑さの影響で自律神経がかなり“疲れて”います。ふだんなら元気に過ごせるタイプの人でも、自律神経の乱れから不調を起こして不思議はない。何か異変を感じるようなら、回復のために対策をおすすめします」

寒暖差疲労の3つの回復術
寒暖差疲労を回復させるのには、どうしたらよいのでしょうか。
「自律神経の乱れを整えていくことです。基本的なこととして、体内時計を整えること、適度な運動、入浴の工夫などが大切です。
体内時計とは、体温や血圧、臓器など体内環境を昼夜に合せて調整する働きですが、体内時計が乱れると自律神経にも悪影響が及びます。朝は日の光を浴びる、朝食を食べるなどしてしっかりリセットし、整えるようにしましょう。
適度な運動で代謝をよくすることは、自律神経を整えるのに役立ちます。軽いウォーキングやジョギング、サイクリングなど、体を動かす習慣をつけましょう。

入浴も、自律神経を整えるのに役立つ習慣です。シャワーですませてしまうのではなく、39〜40℃ぐらいのぬるま湯に5〜10分ほど浸かるようにします」

さらに次の3つを行うと、寒暖差疲労の症状の緩和や回復に役立ちます。
▼くるくる耳マッサージ
1つめは、簡単なマッサージです。気圧センサーのある内耳の血行をよくすることで、寒暖差疲労の不調を改善するのに役立ちます。

(1)親指と人差し指で両耳を軽くつまみ、上・下・横に、それぞれ5秒ずつ引っぱる
(2)耳を軽く横に引っぱりながら、後ろ方向に5回、ゆっくりと回す
(3)耳を包むように折り曲げて、5秒間キープする
(4)手のひらで耳全体を覆い、後ろ方向に円を描くようにゆっくりと回す。これを5回行う

▼1分呼吸法
2つめは、1日1分の呼吸法。深い呼吸をすることで自律神経のバランスを整えます。コツはお腹が膨らんだりへこんだりするのを意識しながら、ゆっくり行うことです。

(1)椅子に腰掛けて、肩の力を抜く
(2)6秒かけて、ゆっくり口から息を吐く
(3)1秒息を止め、次に3秒かけて息を吸う
(4)1秒息を止め、1〜3を繰り返す。

▼3首を温める
3つめは、首、手首、足首の3首を温めること。皮下の浅い部分に動脈がとおっているため、冷えると体温が下がりやすいのです。服装を工夫して冷やさないようにしましょう。

首:マフラー、ネックウォーマー、スカーフ
手首:アームウォーマー、長めの手袋、ファー付き手袋、袖の長い服
足首:レッグウォーマー、厚手の靴下

「天気の影響を受けやすい人は、日本に1千万人以上いるとされています。不調は軽いうちに対処するのが鉄則です。寒暖差疲労を感じたら、紹介した方法を実践してみてください」

寒暖差疲労から回復するためには、生活のなかに体を労わる術を取り入れていくことです。冬を迎える前に、体を整えていきましょう。

確かに疲れやすいですよね。鍼灸治療は疲れても回復しやすい体を作ります。

深刻な医薬品不足、どう乗り越える? 自分と家族を守るための対処方法を医師が解説

カテゴリー:院長スケジュール2023年11月13日(月)

薬剤師の患者さんと薬が足りないという話で見つけた記事です。
深刻な医薬品不足、どう乗り越える? 自分と家族を守るための対処方法を医師が解説

今年の夏は小児の夏風邪の大流行により、小児の医薬品不足がクローズアップされました。「医薬品不足」という言葉へ漠然とした不安を抱えてはいませんか?
この記事では、医薬品不足の現状から国や薬局の対策、そして個人でできる対処法を医師が詳しく解説します。

医薬品不足の現状
医療の現場における医薬品不足は、小児薬に限ったことではありません。
日本製薬団体連合会 安定確保委員会の資料によると、出荷・供給を調整している医薬品は全体の22.9%(ジェネリック医薬品は全体の32.3%)を占めており、依然として多くの医薬品に供給不安が生じています(2023年8月の調査結果)

こうした医薬品不足の背景には、医薬品の品質不正問題が関係しています。
2020年12月にジェネリック医薬品の製造において不正が発覚し、それ以降メーカーへの行政処分が相次ぎ、幅広い種類の医薬品の出荷に影響が出ました。その結果、必要な医薬品が不足する事態となったのです。
それに加え、新型コロナウイルスの感染拡大で、解熱鎮痛薬やせき止めなどの需要が急増したり、インフルエンザなど季節的な病気の流行で特定の医薬品の需要が高まったりしたことが医薬品不足の一因にもなっています。

国や薬局が行っている医薬品不足への対策
国や薬局は、医薬品不足の解消に向けてさまざまな対策を講じています。具体的な取り組みを見てみましょう。
国が行っていること

国が行っている医薬品不足の対策を以下に挙げました。
・相談窓口の設置
厚生労働省は、医療機関や薬局向けの相談窓口を設置しています。医療機関や薬局は在庫不足に直面した場合、この窓口を通じて相談が可能です。
・増産の要請
厚生労働省は製薬会社に対し、とくに需要の高い医薬品について増産を要請し、需要に対応できるようにしています。
・優先供給による出荷調整
卸売業者に対して、発注の履歴がある薬局に優先して出荷するよう依頼しています。
これにより、以前から服用している医薬品の服用を患者が中断せざるを得ない状況にならないように調整しています。
・販売個数制限の要請
買占めや過剰な薬の購入を防ぐために、ドラッグストアや薬局に対して1人が購入できる個数を制限するように求めています。

国はこのように、必要な医薬品が患者に届くような対策を実践しています。

薬局が行っていること
国だけではなく、薬局も医薬品不足に対処すべく、さまざまな取り組みを行っています。
・別メーカーでの提供
医薬品が不足している場合、供給が安定している別メーカーの医薬品を代わりに提供するなどの対策をしています。
医薬品には、有効成分や効果効能が同じで添加物や剤形だけが異なるものがあります。
特定のメーカーにこだわらず、供給が安定しているメーカーのものを提供することで今までと同じ効果効能の医薬品を患者に届けることができるのです。

・薬局間の在庫連携
チェーン展開している薬局では、在庫が豊富な店舗から不足している店舗へ医薬品をやり取りすることで対処する場合もあります。
こうした連携により、必要な医薬品を入手できる可能性が高まるのです。

また、チェーンや姉妹店舗などに限らず、周辺の薬局同士で在庫状況を共有し合い、患者が必要としている医薬品の在庫がある薬局を紹介するなどの対策をしている薬局もあります(店舗による)。
また、ほかの薬局から医薬品をやり取りすることも可能です。

・適切な処方の検討
どうしても必要な医薬品が在庫切れの場合、薬局は医師に相談し、代替品や別の成分の医薬品で同様の効果を得られるかどうかを再検討します。

このように、薬局も、医薬品不足に対して対応策を講じ、患者の健康を最優先に考え、適切な治療を提供するための努力が行われているのです。

個人ができる医薬品不足への対処法
医薬品が必要な状況にならないよう予防に努めることも、医薬品不足に対処する方法のひとつです。個人でできる具体的な方法をご紹介します。
健康的な生活習慣、食生活を意識する
まずは、生活習慣や食生活を意識して、自身の健康を守ることが大切です。
食材には、健康維持に効果的な成分を含むものもあるため、積極的に摂り入れてみましょう。

・風邪の予防と症状の緩和:スルフォラファンを含む食材
ブロッコリーやカリフラワー、ケール、芽キャベツなどのアブラナ科の野菜に豊富に含まれる「スルフォラファン」には、免疫機能を強化する効果があるとされています。風邪の予防や早期回復に摂り入れてみましょう。

・アレルギー症状を緩和:アントシアニンを含む食材
赤ワインやブルーベリー、赤いベリー類(イチゴやラズベリー)に多く含まれる「アントシアニン」には、抗炎症作用があり、アレルギー症状を緩和する可能性があります。鼻水、鼻づまり、皮膚のかゆみや赤みが気になりやすい人は摂り入れてみてください。

・痛みを緩和する:エイコサペンタエン酸(EPA)やトリプトファンを含む食材
サバやサンマ、マグロ、ブリ、カツオなどの青魚の油に豊富に含まれる「EPA」には、炎症を抑制する効果が期待できます。関節炎や慢性疼痛(まんせいとうつう)など、痛みが気になる人は青魚類を積極的に摂り入れましょう。

また、鶏肉、ナッツ類、バナナなどに含まれる「トリプトファン」には、リラックス効果をもたらすセロトニンというホルモンの生成に必要です。からだをリラックスさせ、痛みを緩和する効果が期待できます。

ただし、疾患や症状に対して、食事は医薬品の代替となるわけではありません。
これらの食材を、バランスの取れた食事に組み込むことで、風邪やアレルギー、痛みなどに対する予防の補完として活用できます。

感染症を防ぐ努力をする

主な感染症の感染経路と予防方法

医薬品不足に影響を受けないためには、感染症を予防することも大切です。
ここでは、主な感染症の感染経路と予防方法についてご紹介します。

・インフルエンザ
飛沫感染や接触感染によって引き起こされます。
くしゃみや咳の飛沫は、2メートル程度飛ぶ場合も。流行している時期は人ごみを避け、必要に応じてマスクを着用しましょう。
また、感染者の手についたウイルスがドアノブやつり革などを介して感染する場合があるため、こまめな手洗いと、アルコールや次亜塩素酸ナトリウムなどでの消毒を行い、鼻や口など顔(粘膜)を触らないように心がけましょう。
インフルエンザのワクチン接種も感染や重症化の予防に効果的です。

・ノロウイルス
主に経口感染によって引き起こされます。
感染者の飲食物や便・嘔吐物に汚染された物品、汚染されたカキなどの二枚貝の生食が原因に挙げられます。
家庭内で感染者が出た場合は、使用後のトイレやドアノブなどをこまめに次亜塩素酸ナトリウムで消毒するか、衣類や食器類は別で洗い85℃以上で1分以上加熱することをおすすめします。

・RSウイルス
飛沫感染や接触感染によって引き起こされます。
乳幼児に多く見られ、とくに、6か月未満の乳児は重症化しやすい傾向があります。兄弟に咳などの症状が見られる場合は、なるべく別室で寝るなど、接触させないように気をつけるなどの対策をしましょう。

手すりやおもちゃ、家具など、子どもがよく触るものはこまめにアルコールや次亜塩素酸ナトリウムなどで消毒するのも有効です。なお、子どもが口に入れやすいおもちゃなどを消毒した後は、水でよく洗い流しておくとよいでしょう。

・溶連菌咽頭炎
飛沫感染や接触感染によって引き起こされます。マスクやこまめな手洗いをして予防しましょう。
子ども(幼児~小学生)に多く見られるため、子どもがよく触るおもちゃや家具は、こまめにアルコールや次亜塩素酸ナトリウムなどで消毒をしましょう。

・マイコプラズマ肺炎
飛沫感染や接触感染によって引き起こされます。
ただし、感染には濃厚接触が必要とされており、感染速度はそこまで速くありません。
家庭内で感染者が出た場合は、換気をこまめに行い、寝る部屋を別にするなどして接触時間を減らしましょう。
また、トイレやドアノブなどをアルコールや次亜塩素酸ナトリウムなどで消毒するのも有効です。

これらの感染症に対する予防策は、手洗い、咳エチケットの実施、感染者との接触を避けることなどが共通して重要です。
また、子どもが感染しやすい感染症(RSウイルスや溶連菌)であっても、親など大人に感染する場合があるため、家庭内感染を防ぐためにも、家族全体で注意を払うことが必要です。

季節ごとに流行する感染症に気をつけ、感染拡大地域に遊びに行くのは控えるなど状況に応じて対処しましょう。

家族の健康を守って医薬品いらずに!

医薬品不足の問題については、国や医療関係者がさまざまな方法で解消しようと尽力しています。
しかし、一人ひとりが健康的な生活習慣や食生活を意識し、感染症の予防に努め、医薬品に頼り過ぎないよう気をつけることも大切です。
個人でできる予防策を実践し、医薬品いらずな生活を送ることができるように努力していきましょう。

薬があるから普通通りの生活ができるといっても過言ではないと思います。使い過ぎ、頼り過ぎの無いようにできることは自分でやっていく必要はあると思います。

鍼灸治療の事なら名古屋栄にある順風堂にお任せ下さい。