院長ブログ

しんきゅう通信 4月号

カテゴリー:院長スケジュール2017年04月06日(木)

しんきゅう通信2017年 4月号

桜も咲いています。しんきゅう通信4月号です。

目に見えない「自律神経」の不調、そんなときに試したい調整法とは?

カテゴリー:院長スケジュール2017年03月30日(木)

暖かくなってきましたね。最近、なんか調子が悪いって患者さんが増えてきています。そんな時に見つけた記事です。

 

最近、テレビの健康番組や雑誌などで、盛んに“自律神経”の話題が取り上げられています。一番有名なのが、自律神経失調症。でも実はコレ、自覚症状はあるのに、検査をしてもはっきりした原因が見つからないため、安易につけられているケースも多いのだとか。お笑い芸人コンビ「中川家」の中川剛さんや、女優の高木美保さんなどが患い、克服したことでも知られていますね。
ところで、この自律神経という言葉、漠然とはわかっていても、実際どんな器官なのか理解している人は少ないのではないでしょうか。
「自律神経は内臓のように目に見える器官ではありません。いわば脳の働きです。交感神経と副交感神経からなり、自律の名が示す通り体の循環器系や呼吸器、消化器や体温調節に内分泌系など、人が生命を維持するために一日中働いています」
体を活発に動かしたり仕事をする日中は交感神経が働き、リラックスしたり安静にしている時には、副交感神経が優位になるそうです。
「ただ、電気のスイッチのオンとオフのように切り替わるのではなく、常に変動してホルモンの分泌をさせたり、体の調子を調整したりしています。この機能がうまく働かなくなる、つまりバランスが崩れると、冷えや寝つきの悪さ、内臓の不調や、突然の発汗やほてりなど、不快な症状が出てしまうのです」
それがさらに進行すると原因不明の痛みが出たり、ひどくなると無気力状態になったり、うつ病やパニック障害になったりと、日常生活に大きな支障をきたすことになるそうです。交感神経と副交感神経のバランスの乱れは、過労や緊張の連続、ストレスの蓄積など、交感神経優位の状態ばかりが続くことで起こるそうです。
「“自律”と言うくらいですから、自分の意思でコントロールするのは難しいのです。でも、交感神経を静めて、副交感神経優位の状態に持っていく方法は昔からあります。一番簡単なのは、深呼吸です。その時には息を吸うよりも、最初に完全に吐き切ることに意識を置くといいですよ」
確かに吐き切らないと、大きく吸い込むことはできませんよね。ヨガや太極拳、瞑想でも呼吸に意識を置きますが、これは副交感神経を優位に持っていくために昔の人が考え出した方法。きちんとした意味があるのですね。
「また、体を冷やさない、温めることも一つの方法です」と医療ライターは続けます。入浴する際はシャワーだけで終わらせるのではなく、40度くらいのお湯を入れた湯船にゆっくり入ることがオススメなのだとか。そして体が完全に冷えないうちに布団に入れば、良質の睡眠がとれて、自律神経が整いやすくなるそうです。ぜひとも試してみたいですね。

当院に来られる患者さんは鍼灸治療後様々な症状が改善されてきたと言っています。自律神経の症状なら医学的には本当に良くなったかどうかはわかりませんがWHOでも鍼灸治療の自律神経失調症への効果を認めています。鍼灸治療で自律神経もバッチリですね。

冷え性の改善のカギは呼吸にある? 深呼吸で体がポカポカに

カテゴリー:院長スケジュール2017年03月23日(木)

最近では桜の開花予想も言われるようになりました。でも、ちょっと寒い日もあります。気温はそれなりにあるのに足が冷えるとか寒い感じがするという患者さんと話していた時にこんな記事を見つけました。

 

呼吸は自律神経と深い関わりがあり、呼吸をコントロールすることで体温を上げて冷えを改善することも。呼吸で冷えを改善して、自律神経を整えましょう。現代人は、本来備わった体温調節機能が退化してきている

寒ければ暖房で温め、暑ければクーラーで冷やす……。温度調節を機械に頼ることが当たり前になってきている現代人は、自分の身体で体温調節ができなくなっています。本来は持っていた、自分で体温調節をする力を取り戻すために重要なのは「呼吸」です。
体温を調節しているのは、身体の自律神経。この自律神経は、呼吸でコントロールすることができます。ただ呼吸といっても、普段通りに息を吸ったり吐いたりするのではなく、深く呼吸することが、自律神経のコントロールには大切です。
交感神経が優位だと身体が冷え 副交感神経が優位だと温まる

自律神経は、正反対の働きをする「交感神経」と「副交感神経」の2つからなり、この2つがバランスよく働くことで、健康な状態を保っています。まず交感神経は、「活動している時、緊張している時、ストレスを感じている時」に働くもの。主に、仕事、家事、運動などをしている時に優位になります。副交感神経は「食事の時、入浴の時、睡眠中」に働き、主にリラッックスしている時に優位になります。
交感神経が優位の時は、呼吸が早くなります。強めの早い呼吸を行うことによって体温を下げ、身体は冷えます。逆に、副交感神経が優位の時は、深い呼吸に。リラックスすることで酸素がたっぷり吸え、酸素をたくさん取り入れることで身体の細胞が活性化し温まるのです。
1日1回の深呼吸で副交感神経優位にして身体をポカポカに

呼吸と自律神経には深い関わりがあるので、反対に、いつも無意識でしている呼吸を意識的に行うことで、自律神経に働きかけ、体温調節をすることが可能とされます。
冷え性に悩んでいる人は、息を深く吸って吐く「深呼吸」がおすすめです。深呼吸は、主に横隔膜の上げ下げにより肺を伸縮させて行うもの。酸素と二酸化炭素の交換が多くできます。これにより、新陳代謝が促進。血液の循環も良くなり、特に冷え性の人が冷たいと感じる手先や足先といった身体の末端まで血液が行きわたり、ポカポカ温かく感じられる効果が期待できます。
深呼吸は、身体を温めるのはもちろん、イライラなどのストレス解消効果や、疲労回復、代謝アップ、美肌、脂肪燃焼、熟睡などの効果が期待できます。身体を温め、心まで整える効果のある深呼吸。1日1回以上を目安に取り入れ、身体も心も健康な状態を目指しましょう。

 

鍼灸治療後 体が温かくなったという患者さんが多いです。自律神経を整えて体を動きやすく、治りやすくしていくのは鍼灸治療の得意なところです。

首コリをひどくさせない暮らしかたのコツ3つ

カテゴリー:院長スケジュール2017年03月16日(木)

最近、寝違いの患者さんが多く来院します。患者さんと話しながらこんな記事を見つけました。

 

今まで全く首がコるという経験がない外国人も、来日し、日本で暮らし始めると首の痛みを訴えることがある。
それは、お辞儀をする、うなずくという日本独特の動作で首に負担がかかるからなのだとか。
日本人は首コリに悩まされる人は少なくない。
外国には日常の動作でそこまで首を下に向けることがないため、首コリ知らずの人もいるそうだ。一体どのような暮らしかたをすれば、首の負担が減るのだろうか。
首には多大な負担がかかっている
人間の頭の重さは体重の約10パーセントだという。
体重50キロの人なら約5キロで、この重みを細い首が支えているのだ。さらに、頭が2センチ前に出ると約10キロ、4センチだと約20キロもの負荷になるのだとか。
「うつむきや前かがみの姿勢」が頚椎に負担をかけると書かれている。
「スマートフォンや携帯電話、パソコン、携帯ゲーム機などを使うとき。読書や勉強をするとき。料理や洗い物をするとき。電車やバスで居眠りをするとき。車の運転をするとき」が、首が前に出てしまいやすいという。にしても、日本人の情緒的な美しさであるおじぎやうつむきなどの態勢までもが首にはきついものだというのは、なんとも残念な現実である。
マフラーやストールを巻く
首が冷えると血流が悪くなるので、首のコリは進行しやすくなる。
実はパーティーの時のドレアップスタイルは、首に悪いことづくめなのだそうだ。まずデコルテの開いたドレスは首を冷やしやすいし、重いネックレスやイヤリングやピアスも首に負担がかかる。もちろんウィッグも頭の重みが増すので注意が必要だ。
首は夏でも温めておくほうが良いという。
シャワーでも首の後ろに念入りにお湯を当て、スカーフやストール、マフラーで首を温める。これが本に出てくるおしゃれに健康を保つポイントだ。「寒かったり悩みがあると、首が前に出たり、下を向いたりしがちです」ということなので、首のためにも、保温やストレス発散を心がけたほうが良さそうだ。
スマホの持ち方を変える
スマホを見るときは、下を向きがちだ。
これを解消するためにスマホを持っていないほうの手のひらで握りこぶしを作り、それをスマホを持っている腕のほうの脇の下に挟むのだ。やってみたけれど、確かに自然とスマホを持つ手が上がり、顔の正面にスマホがくる態勢になる。そうすると確かに目も首も楽だ。しかもしっかり支えているので、スマホに夢中になって自然と画面が下がってくることもない。
「カメラマンで、カメラがブレないために握りこぶしを脇に挟んでいる人がいて、それで思いついたんです」と言うが、確かにしっかりとスマホも固定されている。今まで伏目がちに下を向いてスマホをいじって地面ばかり見えていたのが、いきなり左右が良く見えるようになるので、このポーズに驚く人は多いはずだ。
PCの位置を上げる
PCに長時間向かう人も、常に目線も首も下に向けている人が多いはず。
筆者は近視だからなのか、ハッと気づくと、画面に向けて顔を近づける態勢になっているが、これも首に良くないのは明らかだ。解決のためには、モニターの位置を顔と同じ高さにまで上げることだという。
例えば3段ボックスなどを机の上に置き、その上にパソコンのモニターを置くのもいい。
試してみると、数十センチほどだろうか、だいぶ上の位置にPCが来る。画面は顔の正面にあり、やはり顔を下に向けなくていい。最初は違和感があるが、この高さに慣れてきさえすれば、確かに首のこりはかなり軽減されそうだ。ただし、キーボードも付いているノートパソコンの場合、両手も肩の高さほどに上げて打たなくてはならないので、少し厳しい。ワイヤレスキーボードを別に用意する必要があるかもしれない。
良い姿勢になるには
首の痛みには時差があるという。少しずつ負荷が蓄積されていき、ある日限界に達するのだそうだ。
それを防ぐために「体に良い姿勢を1日1回でいいので体に覚えさせることが大切」だという。
本にはベストな姿勢を体に教えるための体操が何個も紹介されている。「1回1〜2分でできるので、それほど難しいものではない」ということなので、すぐにでも始めてみたい。
「体に良い姿勢を記憶させるためにも、朝に体操をすることをお勧めします。症状がある方は昼間の休憩時間に1、2分体操を入れるのもいいでしょう。僕は赤信号で止まった時などに体操してますね」。自然と習慣になるのがベストなので、例えばお手洗いに立ったついでに体操をするクセをつけるというのも、いいかもしれない。
「早くて2週間、遅くても1ヶ月でかなり変わってくきます。1日2日では体に抵抗を感じたり、別のところに痛みが出ることもありますが、怖がらないで試していただきたいですね」と先生もおっしゃるように、姿勢は一朝一夕で直るものではないので、根気よく続けることが大切なようだ。

姿勢は首に大きな負担をかけています。寝起きで首が痛いという人がすごく多いんです。寝ているときに歯ぎしりや噛みしめなど力を入れている人が多いように思えます。鍼灸治療でゆっくり寝られるようにしてみるのも一つの解消方法ですよね。

カラダを立て直そう!崩れた「自律神経」を整える”2つのポイント

カテゴリー:院長スケジュール2017年03月09日(木)

カラダを立て直そう!崩れた「自律神経」を整える”2つのポイント

猛暑から一転、気温が下がってくると体調を崩してしまう方が多くなります。単なる風邪の場合もありますが、実は夏の間に自律神経が乱れてしまった可能性があります。
自律神経の乱れから様々な症状へとつながりますので、少しでも思い当たるふしのある方は、本格的な秋を迎える前の今こそ、身体を立て直すことを意識しましょう。

【自律神経の乱れからくる症状】
□疲れやすく、休んでも全然疲れがとれない
□めまい、たちくらみが1日1回はある
□眠れない
□動悸、息切れが起こりやすい
□熱はないのに頭痛が続く
□肩こりがひどい
□夏バテしやすい(倦怠感や食欲不振)
□便秘、または下痢が続く

■自律神経を乱すのが「季節」の怖さ
まず、夏の「食事」が原因で体調不良を招いている可能性があります。
夏は暑さのせいで食欲不振となり、アイスやかき氷、素麺や冷やし中華など冷たいものばかり食べがちですよね。
こうした食事を続けてしまうことで栄養不足はもちろんのこと、胃腸の冷え(内臓型冷え性)を起こし、次第に自律神経を乱してしまうのです。
また、暑い屋外と冷房のきいた電車や室内の行き来を繰り返すことも原因のひとつ。体温を調整するために何度も自律神経が働くうちにバランスが崩れてしまうのです。

同じようなことが寒い冬でも起きるんです。夏バテは暑さだけでなく寒さでも冬バテになってしまうんです。

■自律神経はデリケート
自律神経は自分の意思で調整できるものではなく、環境の変化に応じて無意識のうちに身体の中で働いてくれている神経です。例えば胃腸の消化機能、体温調整のための発汗、栄養を運ぶ血液なども、全て自律神経が調整してくれています。
ただし、自分の意思で調節できないものの、環境の変化には素早く反応してくれるとてもデリケートな神経です。気温の変化やストレス、睡眠不足などの影響をすぐに受けてしまいます。
自律神経を整える生活を心がけましょう。

■押さえておきたい立て直しポイント
1.食事の見直し
やっぱり1日3食が大切!とくに朝食を食べることでブドウ糖とアミノ酸の信号が肝臓の時計遺伝子へ伝わり、体内時計がリセットされます。同時に、食べた物が吸収され、血液となって全身へ栄養が運ばれることも加わり、気持ちよく1日のスタートを切ることができるのです。さらに、食事によって気持ちが落ち着くので副交感神経が上がることも重要なポイント。
2.寝る前の時間の使い方を変える
寝る前に入浴や、読書など心を落ち着かせることも大切ですが、意外とできないのが寝る前の3時間前に食事を済ませること。特に、仕事で帰宅が遅い方は深夜にごはんを食べ、そのままソファで寝る…なんてしていませんか?
食事の取りはじめは交感神経が優位に働いていますが、腸が食べ物を消化し始めると次第に副交感神経が働いてきます。そこまでに3時間。
これを待たないと、交感神経が高いまま眠ることになり、自律神経が乱れますし、何よりブドウ糖の吸収が終わらないまま寝ることになるので太る原因にもなります。
まずは、以上の2点をおさえることでも、身体のリズムが整いはじめます。できることから始めてみましょう。
また、夏場に食欲が落ちたのに体重が減らなかった…そんな方も、自律神経が乱れると基礎代謝が落ち、痩せにくい体質となっています。そういった方は代謝を上げるために必要な栄養を取るようにしてくださいね。

自律神経の失調は非常に怖いです。様々な症状を起こします。鍼灸治療は自律神経の調整が得意なんです。

しんきゅう通信 3月号

カテゴリー:院長スケジュール2017年03月02日(木)

しんきゅう通信 2017年3月号

しんきゅう通信3月号です。

もう3月ですね。早すぎます…。

超簡単!冷え性の人は試してみて、足と手の冷えをすばやく取る方法

カテゴリー:院長スケジュール2017年02月23日(木)

気温的には暖かくなってきている気配がしますが底冷えするような寒さと冷たさがありますよね。

冷え性の患者さんには堪えるようです。そんな時にこんな記事を見つけました。

 

脚の冷えを感じた時に試したい方法
【足の冷えの解消方】
・つま先で立ちながら、そのままつま先歩きをする
・立ってかかとを上げ下げする
・足の指をつまんでグルグル回す(1本ずつ10回程度)
・足裏をトントンたたく
・足の指をグー・パーする
・足を前後にぶらぶら大きく振る
・足の指から膝の裏まで上へ向かってもみほぐす
【足湯】
いきなり熱いお湯に足を入れるのではなく、徐々に熱湯を注ぎ足し、ガマンできる程度に熱くする。10~20分間で足が赤くなったら左右を見比べ、同じ色になるように温める。終了後は冷えないようにタオルでよく水気を拭く。
【ツボを押す】
至陰(しいん):冷えのぼせに有効で、膀胱炎や頻尿の改善もできるツボ
小指の付け根の外側にあります。
太谿(たいけい):冷えの原因になっている余分な水分を外に出すツボ
足首の後ろの内側にあり「くるぶし」と「アキレス腱」の間にあるくぼみ。
三陰交(さんいんこう):婦人科系の不調・水分の調節不良を整えるツボ
脚の内側にあり「くるぶし」から手の指4本を並べた上にあるくぼみ。
湧泉(ゆうせん):精神を安定させ、自律神経を整えるツボ
脚の指を曲げたときに、足裏にできるくぼみ。人差し指の付け根から、指3本目あたり。

足の冷えを感じた時に試したい方法

手の冷えを感じた時に試したい方法
1. お湯で温める
ボウルや洗面器などに暖かいお湯を張り手をつけます。小さい容器の場合は指先だけつけてもOK。
2. 繰り返し手をグー・パーする
グーをするときは親指を中に入れ力強く握り締め、パーにするときは指が反るほど思い切り開きます。これを何回か繰り返す。
3. 指先を揉む
爪の両脇を反対の指で押さえ、ねじるようにして爪の腹も揉む。
4.指の間を刺激する
手の甲側、人差し指から小指の股を反対の手の親指と人差し指で挟み、揉む。
5.手首のツボを押す
手首の横シワの真ん中あたりにある「陽池(ようち)」を押す。
手足に冷えを感じたら、試してみてくださいね。

鍼灸治療は冷え性にも有効な治療法の一つです。鍼灸治療で日々の健康のお手伝いをします。

冬に足がつる? それもしかしたら脱水症状ではありませんか?

カテゴリー:院長スケジュール2017年02月16日(木)

空気も乾燥してエアコンでさらに乾燥する季節です。皮膚もカサカサになってしまいます。患者さんとカサカサについて話しているときに見つけた記事です。

寒いうえに空気の乾燥が激しい今日この頃。体調不良、インフルエンザやその他ウイルス性の感染症、乾燥による皮膚疾患などに悩まされている方も多いようです。
冬ならではの疾患はいろいろありますが、「足がつる」という方もたくさんいるそうですが、みなさん足がつった経験はありますか?
……いや、もうホントに痛いですよね。数分で治るとはいえ、ピッキーン!とくるいや〜な痛みです。
誰しもに、しかも突然に!起こりうる「足がつる」の原因と予防法について、まとめてみました。
足がつる原因とは

足がつる原因の多くは「脱水症状」
「足がつる」は医学的な名称では「有痛性筋痙攣」と呼ばれ、骨格筋の痙攣によって起こる痛みです。
いちがいに「足」と言っても、ふくらはぎ、足の指、土ふまず、太ももと広い範囲で「つる」は起こり、よく耳にする「腓返り(こむらがえり)」は、ふくらはぎがつった状態のことを言います。
足がつる原因として挙げられるのは「筋肉疲労」「運動不足」「加齢」、そして「脱水症状」です。
「筋肉疲労」
長時間立ちっぱなしなど筋肉にストレスがかかって起こる場合の原因といえます。バレエや水泳をしている方がよくつるのも、このケースでしょう。夜寝ている間に「足がつる」ことが多いようです。
「運動不足」
日常的に必要以上の筋肉を使っていない人に起こる場合の原因です。運動不足によって筋力が衰え、血流が低下すると足がつるのです。妊婦さんに「腓返り」を経験する方が多いのも、運動不足が主な原因でしょう。
「加齢」
筋力の衰えや血流の低下を招く一要因であり、「足がつる」原因です。
「脱水症状」
「筋肉疲労」「運動不足」「加齢」といった原因もありますが、何より「足がつる」原因となるのは「脱水症状」なのだそう。「脱水症状」とは体内に水分とナトリウム・カリウム・カルシウムなどの電解質が不足している状態のことで、足がつる以外にもめまいや頭痛、嘔吐、重度になると意識障害を起こすこともあります。
脱水症状は汗をかく夏に起きやすいイメージがありますが、水分摂取を忘れがちな冬も注意しなければならないのです。
足がつった時の対処法

脱水症状に陥らないためにも、こまめな水分補給を
急に足がつってしまったら、痛みのあまり声も出ずもちろん足を動かすこともできず、まんじりと痛みが治まるのを待つ……という方が多いのではないでしょうか?
痛みを早く解消するために、マッサージをする、ストレッチをするという対処法はそれなりに有効と思われますが、それでは多くの場合、根本的な解決にはならないのです。
「足がつる」原因の多くは「脱水症状」なので、速やかに水分補給をして電解質のバランスを保つことが必要です。水分補給と言っても、ただ水を飲めばよいというわけではなく、不足している電解質を一緒に摂ることが重要です。市販のイオン飲料や経口補水液は、カラダに必要な電解質が含まれていて便利ですが、自分で作ることもできるんですよ。
作り方は簡単!
1リットルの水に食塩を小さじ1/2、砂糖を大さじ4杯加えてよくかき混ぜるだけです。これを、いざ足がつった時はもちろん、就寝前や起床直後、入浴前後、運動前後、飲酒後などにこまめに摂るのです。美味しいとは言いづらい飲み物ですが、「足がつる」方には効果的な治療法であり、予防法です。
私たちは汗や尿だけでなく、皮膚の表面や呼吸などからも常に水分を排出しています。生きているだけで1日に2リットルの水分が体内から出ていくと言われているんです。
「喉が渇いた」と感じる前に、適宜水分を摂る習慣をつけ、「足がつる」ことがないように心がけたいですね。

水分補給してるのに脱水っぽくなる人もいます。鍼灸治療で体調を整えて水分や栄養をちゃんと吸収できる身体作りも必要ですね。

《心療内科と精神科の違い》

カテゴリー:院長スケジュール2017年02月09日(木)

患者さんに限らずよく質問されることです。調べてみました。

《心療内科と精神科の違い》症状・病気別にそれぞれ区別しよう

心療内科と精神科って、同じようなものだと思っていませんか?脳外科と脳神経外科などという科もありますし、素人には判断が難しいですよね。
心療内科と精神科の違いや、どんな病気を扱うのかを見ていきたいと思います。
要チェック項目
□心療内科は体の問題を扱う
□精神科は心の問題を扱う
□どちらに行けばいいか分からない場合は相談

心療内科とはどのようなところですか?
概説
心療内科は、一言でいうと「心身症」を扱う科のことをいいます。心身症自体がわかりにくい疾患ですが、詳細については後述したいと思います。
目的
心療内科では、心身症によって体に現れる症状の改善を主眼とし、同時にその背景にある心理的要因や社会的要因にも対処することを目的としています。
心身症とはどのような病気のことを言うのですか?

心身症とは?
心身症というと心の病という風に捉えがちだと思います。間違ってはいないのですが、若干本来の意味とは違う理解をしている方が多いようです。
心に問題があるのは間違いないのですが、心身症の本来的な意味は、心の病ではなく「体の病」です。ただし、風邪などの感染症とは違って、心理的な要因を背景にした何らかの異変によって体に現れる症状が心身症という訳です。

胃がもたれたり下痢をするなどした場合は内科を受診することになりますが、人間関係のストレスや心労によってそういった症状が出ている場合には、心療内科を受診することとなります。
つまり心療内科は、精神的な負荷によって起きる病気を診てくれるところということです。

心身症の代表的なもの
・循環器系…本態性高血圧(もしくは低血圧)、起立性低血圧、不整脈など
・呼吸器系…気管支喘息、過換気症候群、神経性咳嗽(しんけいせいがいそう)など
・消化器系…胃潰瘍、十二指腸潰瘍、慢性胃炎、過敏性腸症候群、心因性嘔吐など
・神経系…自律神経失調症、異常知覚、偏頭痛、慢性疼痛、心因性のめまいなど
・筋肉系…チック、痙性斜頭、筋収縮性頭痛、冷え症など
・内分泌・代謝系…神経性食思不振症(または過食症)、甲状腺機能亢進症、糖尿病など
子供の心身症について

心療内科は主に大人の心身症を専門としている所が多く、子供についてはそれほど詳しくない傾向も見られるそうです。
子供は大人と違って感情をうまく言葉に表すことができないため、子供の心身症を専門に扱っているクリニックなどを受診すると良いでしょう。

精神科とはどのようなところですか?
概説
精神科は一言でいうと、「心の病」を扱うところです。不安やイライラ、抑うつ状態や不眠、幻覚や幻聴など、心の問題を専門に診てくれます。
目的
精神科では精神症状を中心に、それにともなう身体症状も扱うことを目的としています。どちらにウェイトを置くかが心療内科の違いだと言えます。
精神科ではどのような病気を診てくれるのですか?

うつ病
うつ病と言えば精神科、精神科と言えばうつ病というくらいにポピュラーな疾患です。現代はストレス社会と言われていますが、うつ病を患う方も増加傾向にあることはみなさんもご存知のことと思います。
憂鬱な気分になったり、気持ちが落ち込んでいることを抑うつ気分といい、それがひどくなったものが抑うつ状態です。治療は薬物療法や精神療法を行い、場合によっては入院して治療が行われることもあります。

双極性障害
双極性障害は躁うつ病とも言われ、気分が落ち込むうつ状態と、やたらと高揚している躁状態を繰り返す病気のことです。
躁状態の時には、周りがちょっと持て余すくらいの気分の高揚感が見られます。睡眠を取っていなくてもエネルギッシュに活動できたり、周りの目を気にすることなく振るまったり、自分の喋りたいことを延々と喋っていたりします。
躁うつ病のうつ状態は、うつ病とは根本的に異なったものであることから、専門家による治療が必要となります。

統合失調症
統合失調症は青年期によく見られる疾患で、幻覚や妄想、自我障害といった陽性症状と、感情の働きが鈍くなって閉じこもりがちになるといった陰性症状が現れます。
統合失調症の治療は、薬物療法と並行して心理社会的療法も行われることとなります。

不安障害
不安障害とは、パニック障害や強迫性障害、心的外傷後ストレス障害(PTSD)などがあります。

心療内科と精神科、どちらで見てもらえばいいの?
心療内科と精神科は先述したように、体の問題を扱うのか、心の問題を扱うのかといった明確な違いがあるとはされていません。
ただ、心療内科では体の問題にともなうと同時に、背後の心理・社会的要因にも対処します。
また精神科においても、心の病を中心に、それにともなう身体症状も扱うということなので、それほど厳然とした違いがあるとは素人には判断がつきかねると思います。
ざっくり言えば、体がしんどければ心療内科へ、精神的に辛ければ精神科を受診すると良いでしょう。
何らかの異常がある場合は早めに病院へ!
心療内科を受診するような病気もそうですが、基本は早期治療が早期回復へのカギです。
心身症はもはや珍しい病気ではありません。体が辛い時には早めに心療内科を受診しましょう。

当院にも多くの体の疲れ、心の疲れを訴える患者さんが来院します。
話をしていると心療内科も精神科も敷居が高いのか受診に勇気がいるようです。
でも受診の必要性、重要性を伝えると大体の患者さんが病院を受診してくださいます。鍼灸院も病院の窓口でもあると思っています。

「不眠」がもたらす健康被害とは

カテゴリー:院長スケジュール2017年02月02日(木)

寒い日が続きます。なかなか布団から出られないですよね。しっかり寝ているはずなんですけど…

そんな会話を患者さんとしながら見つけた記事です。子どもは成長障害・大人は心筋梗塞に!?「不眠」がもたらす健康被害とは

寝ることは、1日の疲れを取ること。しかし、厚生労働省の平成26年「国民健康・栄養調査」によると、日本人の5人に1人が睡眠によって疲労回復ができていません。
特に高齢になればなるほど、睡眠の質が悪くなり、3人に1人が睡眠について悩んでいるほど……。
「たかが眠れないだけでしょ?」と思う方もいるかもしれませんが、慢性的な睡眠不足が、大人はもちろん、子どもにさえ健康害を及ぼすことがたくさんあります。

■お酒を飲んでいないのにフラフラ!?

睡眠不足の状態は、前日までの疲れを持ち越してしまっている状態です。そうすると、日中にだるさがでたり、集中力が低下したり、毎日の生活に支障が出てきます。
最悪の場合、集中力低下や急激な眠気によって思わぬ事故に繋がって命を落とすことさえあります。
徹夜をさせて睡眠不足状態を作り作業能力を測った研究では、1晩の徹夜後は、ちょうど、“ビール大瓶1本を飲んだ時と同じくらいの作業能力”になったという報告もあります。
これは、酒気帯び運転で捕まる飲酒量と同程度。不眠の時は運転を始め、ちょっとでも集中して行う作業は避けたいですね。

■不眠は生活習慣病の始まり

たかが睡眠不足ですが、ちょっとの睡眠不足でも病気リスクが高まります。
睡眠不足は、“活動モード”の交感神経が優位になっていることが多く、血糖値が上がりやすい状態になり、太りやすくなります。
また、不眠が2日続いただけでも、食欲がでるホルモンの分泌が増大してしまいますので、不眠が続けば続くほど太りやすくなります。
そして、不眠は基礎代謝の低下に加え、だるさから活動量も低くなり、肥満、糖尿、高血圧、脂質異常などを招くこともあります。
実際、なかなか寝付けない、途中目が覚めてしまう、起きる時間より随分前に目が覚めるなど睡眠の質に問題のある人は、質のよい睡眠ができている人に比べて糖尿病リスクが1.5~2倍になることが分かっています。
その他にも、慢性的に睡眠不足だと心筋梗塞や狭心症などの生活習慣病になりやすくなってしまいます。睡眠不足は生活習慣病を引き起こすきっかけともなりますので、早めに改善したいですね。

■不眠による子どもの将来への影響

近年は子どもの睡眠不足も増えてきており、子どもの場合は将来の健康に大きな弊害が出てきてしまいます。
特に成長期の場合は、成長の遅れ、食欲不振、注意散漫になったり、集中力が低下して学力低下に繋がったりもします。そして、さらに、子どもの不眠は将来の肥満リスクを高めてしまいます。
また、大人でもそうですが不眠はイライラしがちになり、人間関係にも影響が出てきます。
お子さんを留守番させるのは可哀想ですが、大人の夜の行事に連れて行くのは極力避けて、早寝早起きの習慣を小さい頃からつけるようにしたいですね。

■ムリに寝ようと自分を追い詰めない!

眠れないと、つい「早く寝なきゃ」「今日こそは寝よう」と意気込んでしまいがちですが、そのことが不眠を助長させることもあります。その焦った気持ちがより不眠の悪循環を招いてしまうのです。
眠れないときは、本を読んだり音楽を聴いたり、アロマを楽しんだりして、無理に眠ろうとせず眠くなったら寝るようにするのも1つの対策です。
ただ、パソコン作業やスマートフォン・タブレットの使用は、集中してしまったり、液晶からの光の刺激によって睡眠を妨げたりするので、寝る前は控えるようにしましょう。
眠りたいときに寝て、起きる時間はきっちりと守る。日中眠くなってしまったら、夜の睡眠に差し支えない15時前までに、30分程度の昼寝をするのが、体調を崩さずに不眠を解消していくコツです。

いかがでしたか。今回は不十分な睡眠が起こす健康被害についてご紹介いたしました。
不眠の原因は考え事やストレス、体調、気温などもありますが、病気が潜んでいる場合もあります。実際、生活習慣病が不眠の一因とも言われています。
そして、元々病気ではなくても、1ヶ月以上不眠状態が続くと“不眠症”という病気である場合もあるので、不眠が続くときは、早めに専門家に相談すると安心ですね。

 

鍼灸治療を継続している方は割に睡眠の質が良いと患者さん自身でも思っていただいています。鍼灸治療をされた日はよく眠れるんだそうです。鍼灸治療で生活改善もお手伝いさせていただきます。

鍼灸治療の事なら名古屋栄にある順風堂にお任せ下さい。