院長ブログ

夜につい食べ過ぎてしまうのは「朝」に原因あり、18時を境にカラダの内側は圧倒的に変化する

カテゴリー:院長スケジュール2022年07月07日(木)

暑くなって食欲が無くなる 逆にお腹が空いてしょうがない…ダイエットを始める…などなど食に関わる話が増えてきたときに見つけた記事です。

夜につい食べ過ぎてしまうのは「朝」に原因あり、18時を境にカラダの内側は圧倒的に変化する

朝ごはんを食べない人は結果的に太りやすい
メタボの解消や糖尿病の改善、もしくは健康維持のために、食生活を変えようと一念発起するもいつも三日坊主で挫折……。そんな人も少なくないのでは? 理想の食生活を長続きさせる方法を追求し、『続食べ ~結果が出る食べ方がカンタンに続く方法』などの著書を持つ管理栄養士の岸村康代さんいわく、むしろ「3日だけやってみよう」でOKだという。2000人以上、合計10トンの脂肪を落としてきた栄養のプロにその極意を聞いた。

■“何を”食べるかよりも“どう”食べるかが重要
「カラダにいい食材はコレ!」
「これはカラダに悪いからNG……」
このようなもっともらしいフレーズは、健康本や雑誌でよく見かけますよね。

私も食べ方に関する仕事を始めた頃、同じように「これはカラダにいい」「これはNG」と単純に、食材を主役にして食べ方提案をしていた時期がありました。
しかし誰にとっても、どんな状況でも、どんな場面でも100%完璧な食材など存在しません。ましてや「カラダにいい」食べものを意識するがあまりに、食事バランスを逆に崩している人も数多くいます。多過ぎる、少な過ぎる、比率がおかしいなど実にさまざま。
食べ方とバランスは、とても大事。「“何を”食べるか」よりも「“どう”食べるか」が重要で、どんな食材も食べ方によって毒にもクスリにもなるのです。
今回は、ダイエットや健康のための「理想的な食生活」を送るうえで、“どう食べるか”について3つのポイントをご紹介します。ぜひ参考になさってください。

①食べては“ダメ”なものより“よし”なものを知る
栄養指導では、よく「糖質を避けましょう」「脂質を控えましょう」「カロリーを抑えましょう」「ごはんやパンはNG」「肉は鶏のむね肉にして」「野菜をたっぷりと」など、ついつい制限ばかりになりがちです。
ですが、ガマンばかりが続くと必ず「リバウンド」という名の反動があとで起こってしまいます。
私は栄養学を学び始めてから、「あれを食べてはダメ」「食べないとダメ」「カロリーや糖質、脂質は抑えるもの」「毎食バランスよく食べないといけない」という呪縛にさいなまれた時がありましたが、結果的に体調を崩し、うまくいきませんでした。

そこで、「食べるな」ではなく「食べていい」の発想に切り替え、「野菜だったらどんなに食べてもいい」と自分に許可を出すことにしたのです。「お腹が空いたら豆乳はいくら飲んでもいい」「食前にトマトジュースを飲んだり、野菜を好きなだけ食べたりしてみよう」。そういう食生活を続けたら、そのあと食べようと思っていたごはんを思いのほか、食べようという気にならなくなり、驚きました。

これまで何度も失敗を続けてきた私でも、この時に初めて「自然と少量で満足できている」状態になったのです。

■「何でも食べたいだけ食べていい」わけではない
同じ「少量で食事を終える」というゴールでも、ガマンしてガマンしてようやくたどり着くゴールと、自然に満足してストレスがない状態でたどり着くゴールには雲泥の差があります。このストレスの少ない方法を実践すると、食べ方をコントロールするのはとてもラクになります。
誤解のないように言っておくと、「何でも食べたいだけ食べていい」「食べたいものだけ食べていても問題なし」と主張したいわけではありません。
野菜はどんなに食べたとしても100kcal程度。逆に、ごはん・パン・麺など適量なら問題がないものも、食べ過ぎると400 kcal、揚げ物なら1000kcalほどいくこともあります。ナッツもカラダにいい食材ですが、1袋食べると600kcal近くと定食1食分のエネルギー。でも甘栗なら、すぐに満足感や満腹感が得られ、1袋食べたとしても100kcal程度です。
ガマンするほど食べたくなるのが人間の性。それなら、100~200kcal程度でおさまる「食べてよし」をたくさん持っておくと、気持ちもラクに続きます。「自由に食べていい」という「ほどよい自由度」を自分に与えてみてください。

②夜に食べ過ぎてしまうのは朝が原因と知る
太ってしまうことは分かっているのに、ついつい夜中に食べ過ぎてしまう……。そう悩む人も多いでしょう。
夜中に食べてしまうのは、その時が原因なのではありません。真の原因は、朝の食べ方にあります。その日1日の食べ方の過ちが、夜の食べ過ぎにつながっていることに、案外気づいていない人が多いのです。
次の日に「昨日食べ過ぎちゃったから、朝は食べないようにしよう」なんて、逆効果。朝のプチ断食を行うなんて、言語道断です。そんなことをしていたら、太りやすいカラダを自ら作り出そうとしているようなもの。
なぜなら、カラダには朝に消費エネルギーを上げて、夜は消費エネルギーを下げるメカニズムがあるからです。朝食を少なくすると、そのしわ寄せが夜に来て食べ過ぎてしまいがちです。そのうえ、夜は頭もカラダも昼間ほど使うことが少ない方が多いので、夜に食べ過ぎたものはエネルギーとして使われずに脂肪として蓄積されやすくなります。
実際に、朝ごはんを食べない人は結果的に太りやすいことや、血糖値が高くなりがちなことや、炎症反応も起こりやすいという報告もあります。
どうしても夜に飲みの席や会食などおつきあいなどがあるなら、なるべくダメージの少ない食べ方をするか、その後の2~3日で調整すればOK。もしできるなら、「朝に2:昼と夜は1」くらいのワンツーバランスが目標です。

■18時より前に「分食」するのも手
どうしても夜中に食べてしまう、夜の比重が高くなってしまうという人は「分食」を活用するのも有効。分食とは言葉の通り、分けて食べることです。
18時を境に、カラダの内側は圧倒的に変わります。エビデンス(科学的根拠)からもいえますが、食べ方に半生を捧げてきた私の経験値からも確実にわかっていることです。
18時に食べたものと19時に食べたもの、そんなたった1時間の差でも変わるのです。
ハッピーアワーなんて、仕事が忙しくて無理……。そんな人も、デスクへの買い置きや休憩時間をうまく活用して、18時までに夕食の「ごはん」の部分を先に摂っておく。そして、夜帰ってからは野菜と消化に負担のかからないたんぱく質を摂る。そうすることで、睡眠の質もよくなり、太りにくく、すべてのサイクルがうまく回り始めます。

③“ながら食事”ではなく目の前のごはんに向き合う
「食べたのに、食べた気がしない」
考えごとをしながら、うわの空でテレビを観ながら、スマホをいじりながら、漫画を読みながら……そんな状態で食べたごはんは、食べたことに意識がいかずついつい食べ過ぎたり、満足感がなくて何だかまだ食べ足りないと思ってしまったり。その結果カロリーオーバーになり、満たされないのに食べるという悪循環を生み出します。
「ながら運動」は大歓迎なのですが、ごはんを食べる時は、目の前のごはんに一度でいいのでじっくり目を向けてみましょう。すると、今までずっと見過ごしがちだった目の前の食事の見え方が変わるはず。

■食べることを意識する
「あー、このピーマン、農家さんが大事に作ってくれたのかな?」「このお米、採れるまで半年近くかけて、雨にも負けず風にも負けず、私のもとに来てくれたと思うとよく頑張ってくれたんだな」。
こんなふうに1つひとつ味わって食べると、食材の持ち味も一層感じるもの。今までかき込むようによく噛まずに食べていた時には気づかなかった旨みに出会えるものです。すると、食べものが自分のカラダも心も作ってくれていることにも意識が向くようになります。食事を通して、自分を大切にすることにもつながるということです。
「早食いで、あっという間に終わってしまう食事」と「ほんの一瞬でも、食べることを意識した食事」。その差は歴然としています。
忙しい毎日に、そんな面倒なことできない。そう思う人も一瞬だけ、たった10秒、いや5秒だけでもいいので、目の前の食事に向き合う時間をぜひとってみてください。

「食生活を変えようと思っても、いつも三日坊主……」
「ダイエットをしたいと思っているのになかなか始められない」

そういう方は、ガマンして一生続けようと最初から気合を入れすぎているのかもしれません。そこで、考え方を変えてみましょう。逆に「3日だけ続けよう」と思って取り組むのです。

■「とりあえず3日続けてみよう」でOK
すると、意外にも体調がよかったり少し体重が落ちてカラダが軽くなったりして、「これなら続きそう!」となって結果的に続きます。
逆に3日やってみて「これはさすがに無理」「何となく調子悪い……」と思うなら、それは続けずに、また次の3日間、別のことを試せばいいだけです。
一番つらいのは、1日目。それを越えることができると、カラダは1日目よりもつらさが減って自信がついてくるので、2日目・3日目と続けやすくなります。
多くの人は、「3日だけ」という気楽さが、気持ちのハードルを下げてくれるので、「やってみようかな」と思えるでしょう。特にこれまでの食生活や状態がひどい人ほど、実感しやすいもの。何よりもストレスなく始められるということが大きな進歩です。
もし実感や成果が少なかったとしても、「何となく調子いい」ならぜひ続けてみてください。

暑くて食べたくない、食べられない時期だからこそ食事には気を付けたいですね。鍼灸治療は食欲、睡眠など自然な状態へと回復させていきます。

しんきゅう通信7月号

カテゴリー:院長スケジュール2022年07月01日(金)

しんきゅう通信 7月号 2022

しんきゅう通信7月号です

もう一年の折り返し地点です あと半分…

ふくらはぎや足の裏が突然つって激痛が走る「こむら返り」。起こしやすいのはどんな人?

カテゴリー:院長スケジュール2022年06月16日(木)

寝てると足がつってしまって寝られないという患者さんとの会話で見つけた記事です。

【問題】ふくらはぎや足の裏が突然つって、激痛が走るこむら返り。こむら返りが起きやすいのは、どんな人でしょう? 次のうち間違っているものを1つ選んでください。
(1)高齢者
(2)筋肉量の多い人
(3)妊娠中の女性
(4)肝臓の病気がある人
(5)下肢静脈瘤のある人

答えと解説

正解(間違っているもの)は、(2)筋肉量の多い人 です。

ふくらはぎや足の裏が突然つって激痛が走る「こむら返り」は、一度は経験したことがある人が多いのではないでしょうか。「こむら」はふくらはぎという意味で、こむら返りは、ふくらはぎなどの筋肉が強い痛みを伴ってけいれんを起こすことを言います。

「こむら返りの原因は諸説ありますが、一番有力なのは、体液中の『電解質バランスの崩れ』です。電解質とは、カルシウムやカリウム、マグネシウムなどのミネラルのことで、このバランスが崩れると、足がつる現象が起こると言われています」。こむら返りはたくさん汗をかく暑い季節や、激しい運動の後、飲酒後などに起こりやすく、これらはいずれも、体が脱水状態になることで体内の電解質バランスが崩れ、神経と筋肉の情報伝達がうまくいかなくなって筋肉がけいれんすると考えられています。

このほか、昼間にたくさん活動し、筋肉が疲労している状態で眠りについたときも、急に寝返りを打った拍子にこむら返りを起こしやすいことが知られています。ただし、「こむら返りと筋肉の量は特に関係なく、筋肉質の人が起こしやすい・起こしにくいということはありません。柔軟性があるかどうかも、ほとんど関係ありません」
では、こむら返りを起こしやすいのはどんな人なのでしょうか。「若い人に比べると高齢者はこむら返りをよく起こします。高齢になると体内の水分量が減り、電解質バランスが崩れやすくなるからでしょう。このことは妊娠中の女性も同様です。高齢者の場合、日ごろ筋肉を動かす機会が少ない人が、急に運動したときにこむら返りを起こす傾向もあります。これに対し、若い人は激しい運動で筋肉を動かしすぎたときに足がつりやすく、高齢者と逆だと言えます」。

こむら返りは病気を背景にして起こることもあります。特に頻度が高いのが下肢静脈瘤です。「下肢静脈瘤は、足から心臓へと戻るはずの血液がたまって足の静脈が膨れ、むくみ、だるさ、色素沈着などが現れる病気です。静脈がボコボコと盛り上がったり、クモの巣のような模様が浮き出たりします。下肢静脈瘤の患者さんの6割以上がこむら返りを起こすのではないでしょうか」次いで多いのが、肝臓の病気です。重度の肝硬変になると、さまざまな物質を分解・合成するという肝臓本来の働きが果たせなくなり、電解質バランスが崩れるのです。

こむら返り予防は、水分補給と適度な運動から
こむら返りを起きにくくするには、適度な水分補給によって脱水を避け、適度な運動を毎日続けることが大切です。「血流が良くなれば電解質バランスも整うので、入浴時はお湯につかって体を温めるのもいいでしょう。下肢静脈瘤や肝臓病がある人は、その治療も必須です。いずれも適切な治療を受けて改善すれば、こむら返りの頻度を減らすことができます」
「頻繁にこむら返りを起こす人は、医師に相談して弾性ストッキングを使ってみるといいでしょう。血流が改善すると電解質バランスが崩れにくくなり、こむら返りの予防効果があります」

こむら返りの原因はいろいろあると言われています。
鍼灸治療をすると頻度が減るという事実もあります。
僕は歯ぎしりのように勝手に力を入れてしまっているのが原因だと思っています。

「低気圧で頭痛」なぜ起きるか医師が解説;不調を軽減する方法は?

カテゴリー:院長スケジュール2022年06月10日(金)

「なんか調子悪い、天気のせいかしら?」 「頭が痛い…雨が降るかも?」 という患者さんが増えてます。そんな患者さんとの会話で見つけた記事です。

「低気圧で頭痛」なぜ起きるか医師が解説;不調を軽減する方法は?

天気予報より頭痛の方が敏感な人も多い。

「台風が近づいている」とか「雨が降りそう」というとき、なんとなく調子が悪く感じることがあります。
特にもともと頭痛持ちだったり、ケガ・手術の傷跡があったりすると、頭痛がひどくなったり、傷痕がうずいたりします。このような痛みは「気象関連痛」とか「天気痛」と呼ばれます。
「天気痛調査2020」という16,482人を調べた調査(インターネット調査)によると、女性の78%、男性の47%に「天気痛がある」「天気痛を持っている気がする」と返答しており、多くの人が 天気の変化によって何らかの痛みを感じていることが分かります。
また、この調査では、痛みを感じる半数の方が「頭痛」を上げており、天気の変化によって起こる頭痛は、”非常によくある”頭痛だと言えます。

実際に慢性頭痛のある方に、ご自分の頭痛のパターンを知ってもらうため、頭痛日記を付けてもらうことがありますが、頭痛とともに天気や気圧を記録してもらうと、気圧・気温が痛みに関係していることがしばしばあります。
つまり、湿度が高くてジメジメしているから調子が悪いというよりは、低気圧が来たり、気温が大きく変化したりすることが、頭痛と関わっているようです。

天気痛、なぜ起こる?

この天気の変化や低気圧が引き金となる頭痛は、なぜ起こるのでしょうか?実は、天気痛がなぜ起こるのか、詳しいことは分かっていません。
梅雨の時期など、雨が降る前からカエルの鳴き声が聞こえてくることがありますが、カエルは雨が降ることを予測できています。進化の過程で、雨を予測して移動することは、乾燥に弱い両生類などにとってはまさに死活問題であり、雨降りと関係する気圧の変化に敏感な個体の方が、生き残るのに有利だったでしょうが、私たちのからだにも 気圧の変化をとらえるセンサーがあると考えられます。
実は、耳の奥に内耳という器官があり、音や平衡感覚をモニターしていますが、気圧のセンサーにもなっていると考えられています。ネズミでは この内耳が機能しないようにすると、気圧の変化による痛覚過敏が起こらなくなるという研究がありますが、天気痛がある人では、このセンサーが敏感なのかもしれません。

一方、漢方の世界では、気圧の変化は外界から受ける刺激の一つで、当然、体調を左右する原因になると考えます。
飛行機に乗って上昇していくと、地上で買ったペットボトルがパンパンに膨らむのが分かります。これは中の空気が膨らんでいるためですが、私たちの身体も気圧の変化に応じて変化します。天気痛には自律神経のアンバランスや、心理的な要因もあるといわれています。特に普段からストレスをため込んでいたり、胃腸が弱っていたりする方では、この気圧の変化にうまく対応できず、結果として頭痛のほか、むくみや疲れなどのトラブルを生じるのでしょう。

低気圧で起こる頭痛にはどう対処すればいいの?
低気圧が来ることは避けられませんが、予測することはできます。実際、慢性的に頭痛に悩まされている方は、頭痛の予兆(前ぶれ)を感じている方も多いです。
経験的にご自身の判断で実践されている方もいますが、「これは頭痛が来るな…」という段階で、先手を打つことが有効な場合があります。
頭痛持ちの方の中には、いつも”めまいと一緒に頭痛が起こる”という方もいますが、このような方に、予兆の段階で“めまい止め”の薬を内服してもらうと、7割以上の方で痛みが軽減したという報告があります[2]。
最近ではスマホアプリなどで、天気・気圧の変化を細かく予測することが可能になっているので、このアプリを組み合わせて、予兆段階で対応することで、ひどい頭痛を改善できる可能性があります。
*その際、一般的な痛み止め(鎮痛薬)を使っていると、薬剤誘発頭痛という、鎮痛薬の飲み過ぎによる頭痛を起こすことがあるため、注意が必要です。

一方、漢方では、このような気圧が下がって調子が悪くなる状態は、全身の水の循環・分布が悪くなって起こる水滞という状態と考えられます。
この水滞という状態を改善するためには、水分の巡りを良くして、分布を改善する利水剤という薬が用いられます。
漢方薬の五苓散は、この利水剤の一つで、典型的な低気圧頭痛の患者さんによく用いられます。

近年、頭の中の余分な蛋白や炎症物質を取りのぞいて、脳を保護するグリンパティック系という仕組みがあることが分かってきていますが、五苓散はこのグリンパティック系を活性化し、炎症物質を取りのぞくことで、効果を出しているのではなか、という説があります。

薬以外に方法はないの?
漢方でいう水の巡り・分布を整えることが、低気圧頭痛にも良い影響を与えると考えられます。
私たちは飲んだり食べたりして、水分を摂取しているわけですが、胃腸が弱っていると、この水分の分布に影響を及ぼします。水分を摂り過ぎないようにするとともに、油っこくて味の濃いもの、甘いお菓子、冷たい飲みものや生もの、濃い味の食事などを避け、さっぱり味で温かいものを腹八分目にするのが良さそうです。また、良質な睡眠をとり、疲れをためないことも大事です。
睡眠中に、成長ホルモンなどのはたらきで、身体の痛んだ部分が修復されることが知られていますが、睡眠中に脳の老廃物の除去も行われることが分かってきています。
先ほどの脳のグリンパティック系も睡眠・運動によって、そのはたらきが活発になると言われていますが、老廃物をためない生活習慣が大事なようです。
*頭痛という症状は、日常診療では比較的よくある症状ですが、稀に重大な脳の病気のサインのこともあります。

頭痛が長く続いている・悪くなってきている気がするという場合は医師に相談してください。

鍼灸治療は気象など自然の急激な変化にも対応できる余力を身につけることができます。

しんきゅう通信6月号

カテゴリー:院長スケジュール2022年06月01日(水)

しんきゅう通信 6月号 2022

しんきゅう通信6月号です

今年の夏は暑くなるみたいです… その前に梅雨がやってくる…

お灸でどんな不調が改善できるのか? 冷えに関係する症状に強い【東洋医学を正しく知って不調改善】

カテゴリー:院長スケジュール2022年05月26日(木)

お灸って何に効くの?」という会話で調べてみた記事です

お灸でどんな不調が改善できるのか? 冷えに関係する症状に強い【東洋医学を正しく知って不調改善】

【東洋医学を正しく知って不調改善】
お灸は温熱効果によって、自然治癒力や免疫力を向上させ、それにより病を防ぎ治していく治療法です。あらゆる不調に対し、改善効果が期待できます。

特に得意とするのが、体の冷えと関係の深い不調です。具体的には、関節や筋肉の痛み、神経痛、便秘や下痢といった消化器症状、更年期障害・不妊症・月経痛などの婦人科系疾患などになります。
また、よく驚かれるのですが、イボ取り・ほくろ取りにお灸が用いられることもあります。ほくろそのものは治療の必要はありませんが、美容的な観点からほくろ取りを望まれる方がまれにいらっしゃいます。
ただし、単純にどこにでもお灸をすればいいというものでもありません。いわゆるツボと組み合わせることでその効果を発揮するのです。
婦人科系疾患でよく知られるものとしては、足の小指の爪の生え際(外側)にある「至陰」というツボにお灸をすえる方法。妊婦に行う逆子の治療で行われます。
内くるぶしの指4本分上にある「三陰交」というツボは、婦人科疾患全般に効果があり足首を温めることから冷え症にも効果を発揮します。
そのほかにも「痔」や「ものもらい」といったものまで、それぞれに応じた特定のツボにお灸をすえ、治療ができます。
時にこのツボは1つだけに限らず、複数のツボを組み合わせてお灸をすえ、効果を発揮することもあります。胃の痛みやむかつきには、「胃の六つ灸」といって、背中にある6カ所のツボにお灸をすえます。小児疾患(特に疳の虫)には、男児は左の肝兪と右の脾兪、女児は右の肝兪と左の脾兪と、2カ所のツボに行う「小児すじかいの灸」というものもあります。
中風(脳血管障害の後遺症である半身不随、片麻痺、言語障害、手足の痺れや麻痺)の予防や治療には、中風七穴と呼ばれる7つのツボのうち、2種類の組み合わせ百会、曲鬢、肩井、曲池、風市、足三里、懸鍾と百会、風池、肩井、曲池、大椎、間使、足三里といったものまであります。

このようにあらゆる病気に対処できるのがお灸です。気になる方はお近くの鍼灸院で相談してみてください。

お灸は温めるだけでなく熱を取ることもできます。暑い季節でもお灸は効果大です。

「コロナうつ」知らぬうちに心身疲弊 精神疾患の重症者、自殺未遂の緊急搬送が増加 福井の病院が語る現状

カテゴリー:院長スケジュール2022年05月14日(土)

何とも言えないニュースを見た時の患者さんとの会話で見つけた記事です。

「コロナうつ」知らぬうちに心身疲弊 精神疾患の重症者、自殺未遂の緊急搬送が増加 福井の病院が語る現状

新型コロナウイルス禍の長期化に伴う社会不安や景気低迷などにより、「コロナうつ」と呼ばれる心身の不調が福井県内でも目立っている。県内の精神科医は「悩みや不安を抱える人は早期に専門機関に相談してほしい」と呼び掛ける。
WHO(世界保健機関)によると、コロナ禍の中で、うつ症状や認知症、アルコール依存症などが世界的に増加している。県内でも感染が広がった2020年以降、不登校や自殺、ドメスティックバイオレンス(DV)が増加傾向にあり、外出自粛や休校、テレワークの急激な普及なども一因とみられている。

福井県立病院こころの医療センター(福井市)のセンター長は「オンライン授業やテレワークの長期化で、知らず知らずのうちに心身が疲弊している可能性がある」と指摘する。同センターでは21年度、精神疾患の重症者が例年に比べて5~10%ほど多くなり、自殺未遂で緊急搬送される人も増えているという。

デイサービスや訪問看護など地域で患者を支援する機能がコロナ禍で十分に機能しなくなり「現在も以前の状態に戻りきっていない」と説明。アルコール依存の傾向がある人の場合、自宅で過度の飲酒が常態化する懸念もあるとして「孤立しないような支援が重要」と強調する。
精神面の不調を訴える患者が1割ほど増加した。「経済的な問題に加え、行動制限による孤立や気晴らしができないことが深く影響している」と分析する。特に20~40代が目立つという。

大型連休明けに多い「五月病」にコロナ禍が追い打ちをかける可能性もあり、松原代表理事は「一人で思い詰めて心理的な視野狭窄(きょうさく)を起こさないことが重要。心に柔軟性が持てるよう明るく前向きに過ごし、時には休むことも大切」と呼び掛ける。

まずは近くの人でもSNSでも誰でもいいから相談、話をしてみましょう。

しんきゅう通信5月号

カテゴリー:院長スケジュール2022年05月02日(月)

しんきゅう通信 5月号 2022

GW突入

気温や気圧の変化が激しいです 体調管理には気を付けて

順風堂栄治療院は暦通りに診療しております

東洋医学における「肩凝り」の治療法は?まずは原因を探る【東洋医学を正しく知って不調改善】

カテゴリー:院長スケジュール2022年04月20日(水)

季節の変わり目によるものなのか?最近、酷い肩こりを訴える人が多いです。ネットの記事にも紹介されていました。たかが肩こりと侮るなかれ…です。

東洋医学における「肩凝り」の治療法は?まずは原因を探る【東洋医学を正しく知って不調改善】

【東洋医学を正しく知って不調改善】
多くの方が経験する肩凝り。東洋医学では肩凝りや腰痛、五十肩のようなものを総称して「痺証(ひしょう)」といいます。痺とは「つまって通じない」という意味があり、鍼灸で対応することが一般的です。

患者さんが肩凝りを主症状として訴えた時、これは西洋医学でも同じですが、まずはどんな原因で起こっているものかを探ります。大きく分けて2つのパターンがあります。1つは、「気・血・水」の通り道である「経絡」の通りが悪くなったパターン。2つ目は、栄養物質が不足しているパターンです。どちらに属するかで、対処法が異なります。

経絡の通りが悪くなっているパターンでは、肩凝りの痛みは比較的強い傾向があります。痛みが生じている場所の経絡の流れをうながすため、腕に鍼灸治療などを行います。一方、栄養物質が不足しているパターンでは、痛みは弱め。ただ、倦怠感などがあるのが特徴で、体を元気にする全身のツボに施術を行います。
もう一点、私たちが念頭に置いているのは「人によって肩という部位の範囲がまちまちである」ということ。
肩甲骨の内側までを肩と認識している人がいれば、肩甲骨の上側だけが肩、あるいは首の付け根までが肩と認識している人、さらに肩甲骨の外側から腕の付け根までの広範囲を肩と認識している人など、さまざまです。そのため東洋医学では、肩凝りを、首を中心とした頚肩部の痛みに限定しているものと、頚肩部のみならず、腕まで痛みを訴えるものの2つに分けています。そしてその痛みが頚肩部に集中している場合は、筋肉や関節に問題があると考えますが、もしも左肩にある場合は心臓疾患、右肩にあれば胆嚢や肝臓疾患の可能性があり、注意が必要です。
いずれにしても「肩や首が動かない」「しびれるなどの症状がある」「激しい痛みがある」といった3つに当てはまる場合は、筋肉や関節の問題ではなく、内臓の病気、それも重大病による痛みの可能性があります。東洋医学、西洋医学どちらでも構いませんので、病院で検査を受けることをお勧めします。

理想体重を30年維持する医師が誰にでも腸活をすすめる理由

カテゴリー:院長スケジュール2022年04月15日(金)

体重が…という患者さんが増えてます。僕も含めて…。

理想体重を30年維持する医師が誰にでも腸活をすすめる理由

世界最先端の革命的認知症治療に取り組む、認知症研究30年超の医学博士が、患者への指導はもちろん、自身が健康長寿をまっとうするために実際に取り組む食事法を紹介した健康レシピ本『認知症専門医が毎日食べている長寿サラダ』が完成した。
私たちはどうしたら、健康で長生きできるのでしょうか。
この連載では、30年以上体重をキープし、若々しいことでも有名な白澤氏が、食事を通して健康長寿を目指す方法をお伝えしていきます。

● 心身健康の基礎! 腸内環境をよくする食品と調理のコツ

免疫力を強化するには「腸」の健康も大切です。なぜなら、免疫細胞の約70%は、腸に存在しているから。腸が健康であれば、老廃物がとどまることなく体外に排出され、腸内細菌のバランスが善玉菌優位になって、免疫力アップにつながるのです。腸内環境を整えるためには、食物繊維が重要になります。毎日の食事で積極的に取り入れていきましょう。

食物繊維には水溶性、不溶性がありますが、それぞれに体に有効な働きがありますので、まんべんなくとることが大事。食物繊維は根菜類やきのこ、海藻などに豊富ですが、これらはLPSも豊富な食材です。

● 植物性発酵食品は日本人の腸と好相性

食物繊維のほか、発酵食品も腸内環境を整えます。発酵食品といえば、納豆やチーズ、ヨーグルトなどですが、日本人にはおなじみの漬けものやみそ、酢などもその仲間。植物性の発酵食品は、善玉菌=乳酸菌を多く含むうえ、日本人が古くから食べてきたもので日本人の腸と相性がよく、腸内でしっかりと働いてくれます。ドレッシングやサラダの具材、トッピングとして使えば、和食の献立にもなじみやすく、続けやすいのでおすすめです。善玉菌のえさとなるオリゴ糖も合わせてとるとよいでしょう。オリゴ糖は大豆、玉ねぎ、ごぼう、キャベツ、バナナなど、身近な食材にも多く含まれますので、上手に取り入れましょう。

腸が健康になると、免疫力がアップするだけでなく、肥満、糖尿病をはじめとする生活習慣病の予防、改善にも働きます。毎日のサラダで、病気知らずの健康な体を手に入れましょう。

● 腸内環境をよくする食品

アボカド
食物繊維のほか、強い抗酸化作用を持つビタミンEも豊富に含みます。アボカドの脂肪はDHAやEPAと同じ不飽和脂肪酸のα-リノレン酸で、コレステロール値や中性脂肪値を低下させる働きを持ちます。

ごぼう
食物繊維を多く含む野菜の代表格です。皮には抗酸化作用を持つクロロゲン酸が含まれますので、たわしでこする程度でOK。薄めに切って、加熱時間を短くするとLPSの損失が抑えられます。

モロヘイヤ
食物繊維のほか、抗酸化作用の強いβ-カロテン、ビタミンC、E、骨粗鬆症予防におすすめのカルシウム、ビタミンKなど、若々しい体作りに必要な栄養を豊富に含む健康野菜です。

長いも
食物繊維と同じ働きを持つレジスタントスターチを含む長いも。疲労回復効果を持つアルギニンを含み、古くから滋養強壮作用が注目されてきました。LPS効果をムダにしないため、皮ごと調理しましょう。

さつまいも
腸のぜん動運動を促すヤラピンという成分や、善玉菌のえさとなるオリゴ糖を含みます。さつまいものビタミンCは加熱してもこわれにくく、ビタミンCの供給源としても優秀です。皮ごと食べればLPS効果も。

のり
LPS豊富なのりですが、食物繊維やβ-カロテンも含み、免疫力強化のためには、積極的に取り入れたい食材です。湿気に気をつければ日持ちするし、ちぎる、巻くなど使い勝手がいいので常備しておくとよいでしょう。

大豆・おから
大豆は腸内環境を整える食物繊維、オリゴ糖をはじめ、強い抗酸化作用を持つサポニンや、骨粗鬆症予防に働くイソフラボンなど有効な成分を含みます。食物繊維が豊富なおからはオイルをプラスするとしっとりとサラダ向きの食材に。

もち麦
粘りけの強い大麦の一種で、水溶性、不溶性食物繊維の両方を含みます。水溶性食物繊維のβ-グルカンが免疫力をアップし、がんを予防。ゆでるとプチプチとした食感が楽しめます。

漬けもの
白菜キムチやぬか漬け、たくあん、しば漬けなどの漬けものも発酵食品です。しっかりと乳酸発酵したものを選んでください。植物性の発酵食品は生きたまま腸に届きやすいのでおすすめです。

納豆
体にいい成分満載の納豆は、究極の長寿食材。食物繊維やオリゴ糖、抗酸化作用を持つビタミンEや骨粗鬆症予防に働くイソフラボンなども多く含みます。ビタミンK2は、長寿遺伝子を増やします(18ページ参照)。

チーズ
チーズは加熱処理されていないナチュラルチーズがおすすめです。たんぱく質の一種、ラクトフェリンの抗菌、抗ウイルス作用に注目が集まっています。トッピングやドレッシングなど、サラダに組み込みやすい食材です。

みそ・しょうゆ・酢
日本人になじみの深いこれらの調味料も発酵食品です。特に短鎖脂肪酸を増やす働きの強い酢は少しずつでもこまめにとりたいもの。サラダなら毎日ムリなくとることができます。

おいしいものを食べての健康法は嬉しいですよね。

鍼灸治療の事なら名古屋栄にある順風堂にお任せ下さい。